【破壊力 - E/ スピード - D / 射程距離 - ∞ / 持続力 - B / 精密動作性 - C / 成長性 - E】
概要
2012年に開催された原画展『荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展 in TOKYO』に登場したオリジナルスタンド。
黒と紫を基調とした色彩のフード付きローブに身を包んだ、忍者、もしくは黒子を彷彿とさせる人型スタンドで、まるで幽霊の様に中に浮遊しており、下半身は黒い霞の様に空間に溶けている為に判然としていない。鏡合わせになっている『R(ЯR)』のシンボルマークをトレードマークとしており、身につけているローブの至る所にも、騙し絵のように『R』の衣装が隠されている。また、顔の部分は真っ黒なモニターになっている為に無貌で、両腕はキーボードで構成された腕甲に包まれている。
本来の本体だった人物は既に故人で、ネットワーク上に存在するいわゆる"独り歩きするスタンド"に分類される性質を持つ。特定のサーバーにアクセスして来た人物を新たな本体とし、ネットワークを介して遠隔地に本体の分身体を作り出す能力を持つ。
スタンドの本体に選ばれた人物は、分身体によって、どんなに遠く離れた場所からも、自分が見たいと思ったものをリアルタイムで見て感じ取れる事が可能となる。分身体のヴィジョンは「リモートロマンス」とほぼ同じだがフードの隙間にあたる部分から光が漏れ出し、無貌のモニター部分に「本体に選ばれた人物」が映り込む。
ただし、1人の人間が「リモートロマンス」の本体であれるのは最大で4分間で、この制限時間を過ぎると、再び別の本体を探し始める(ただし一度本体になった人物が、再び本体に選ばれる事もある)。
精密動作性には難があり、本体から指定できる動作はせいぜい"近寄って見る"程度が精いっぱいだが、周囲の音声などは伝えることは可能。また、活動時間も制限があり、一日に一時間程度が限界である。
なお、このスタンドはある特定の時期にしか出現しない為、この能力を行使したければ何時出現するのかをネットでこまめに情報をチェックしておく必要がある。
余談
- ジョジョ展の期間中にGoogleハングアウト(後のGoogle Meet)のビデオ通話機能経由でアクセスでき、展示物をオンライン鑑賞することが出来た。最初は閲覧可能区画に制限があったが、終了前2日間は制限が撤廃されていた。
- 元ネタはイギリスのロックバンド「キャメル」が1979年に発表したアルバム「I Can See Your House From Here」の邦題、あるいは本アルバムの収録曲である「Remote Romance」であろう。