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マニック・デプレッション

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まにっくでぷれっしょん

『ジョジョの奇妙な冒険』第5部の外伝小説「恥知らずのパープルヘイズ」に登場するスタンド能力。(画像の一番右)

概要

【破壊力 - C/ スピード - A / 射程距離 - E / 持続力 – B(薬物効果は半月ほど)/ 精密動作性 - B / 成長性 - C】

マッシモ・ヴォルペスタンド。白骨化した餓鬼を思わせるような不気味な容姿。

名前はフーゴパープル・ヘイズと同様に、ジミ・ヘンドリックスの楽曲のひとつ ”Manic Depression”(=躁うつ病)から。

全身から注射器の様なトゲを出して、刺された対象者の生命力を過剰促進させる能力を持つ。

この能力は生命体以外にも付加させる事ができ、劇中では塩に浸透させて、この溶液を静脈に注射した者の脳内麻薬を過剰分泌させる事で、既存の違法薬物と同等かそれ以上の効果を肉体にもたらす事ができる。簡単に言えば麻薬を製造する事ができる能力である。

第5部で蔓延していた麻薬の正体とはこのスタンド能力で麻薬の効果を与えられたただの塩である。麻薬化した塩はたとえ本体から離れていても効果が持続し続けるもののその効果は時限性で、半月ほど経つとただの塩に戻ってしまう。このため麻薬が流通していた頃は「パッショーネの麻薬は新鮮だから賞味期限がある」という噂があったとされる。

この性質は麻薬を流通させるときに問題となる横流しを防ぐ上で非常に都合が良く、組織の統制に大きく貢献した。

このスタンドの棘に刺された者はドーピングをした様に肉体が過剰反応して身体能力を肉体の限界を超えて増強させて、猛スピードの車を正面から受け止めるなど、常人には到底不可能な事をやってのけたりすることも可能となる。さらにこの能力で強化された肉体には能力攻撃としての特性も付加され、本来能力同士でしか攻撃することができないスタンドに対しても肉弾戦を展開することができる。上記のステータス評価はあくまでマニック・デプレッション自体の性能であり、ドーピング強化を施したヴォルペ自身の戦闘能力は近距離パワー型であるシーラEのヴードゥー・チャイルドを完全に圧倒するほどのパワーとスピードを誇る。

ただしその代償として肉体への負担が非常に大きく、寿命を著しく縮めてしまうため長時間の使用はできないという欠点も持つ。

また、心臓が破裂したり消化しすぎて内臓を溶かしたりしてしまうなど、相手の身体能力を肉体が耐えられないレベルまで増強させて自滅させることも可能。このように様々な効果をもたらすことか出来るため、何をして来るのかが全く読めないスタンドでもある。

なお、肉体を活性させるという点では、兄のスタンドであるパール・ジャムと同じだが、相手を健康にするパール・ジャムとは対極に位置する能力でもあり、その点に関してはヴォルペ自身も自嘲気味に認めている部分でもあり、兄からも心配されていた点でもある。

また供給と促進という違いはあれど、生命力を操るという効果はジョルノのスタンドであるゴールド・エクスペリエンスとも類似している。

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