概要
『R-TYPE COMPLETE CD』の主人公。担当声優は神谷明。
日系4世であり、父親をフォース実験によって亡くした過去を持つ男性。軍人ではなく開発管理局に所属する技術屋の民間人なのだが、多目的探査艇の操縦に関しては軍人以上に優れた実力を持つ。
R-TYPEシリーズはプレイヤーキャラクターの容姿・設定が存在しないことが多いが、本作は例外的にこのリョウが主人公、リィザ・ステファニーがヒロインとして扱われている。ただ、これらは『COMPLETE CD』独自の設定であり、以降のシリーズで彼らの名前は使用されていない。
作中での活躍
バイドの襲来という非常事態から地球を守る為、多目的探査艇を改造した異相次元戦闘機「R-9プロトタイプ」のパイロットに任命された。完成したばかりの機体、しかもたった一機で敵軍に挑むという状況はリョウ自身「実験台」と評するほかないものだった。リョウの上司である開発局長もこの決定には抵抗を示していたものの、軍からの命令だったらしく逆らうことは出来なかった。
バイドとの戦闘が半ばに差し掛かった頃、R-9量産型が実戦投入されたこともあり、リョウの身を案じた開発局長から地球へ帰還するよう命令される。しかし、リョウとリィザは命令に逆らう形で再びR-9プロトタイプに乗り込み、バイドの巣窟「暗黒太陽」へと突入した。戦いの最中、ドプケラドプスの姿を取ったバイドそのものの意思と対面している。
最終的にバイド中枢破壊に成功し、第一次バイドミッションにおける人類の勝利を確定させた。その後の運命は選択した難易度によって異なり、イージーとノーマルでは暗黒太陽からの脱出に成功して生還。ハードモードでは失敗して戦死したことが示唆される。エンディングでは更にバイドの再襲撃を示唆するメッセージが表示される為、かなり後味の悪い結末となっている。
余談
「リョウ」という名前と担当声優からはゲッターチームとかシティーハンターなどといったものが連想されるが、特に関係はないと思われる。容姿も全く似ていない。