「お腹空いた!お腹空いた!」
声:渡辺美佐
概要
オマツリ男爵の肩に乗っている、可愛らしい見た目をした花のような生き物。
簡単な単語のみだが人語を話し、可愛らしいリアクションもする。
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ネフェルタリ・ビビ:作品内での中の人繋がり
※ここから先ネタバレ
その正体は「死と再生の花」と呼ばれる、生きた人間を生贄にすることで特定の人間を蘇らせる能力を持った突然変異で生まれた花の化け物。
「リリー・カーネーション」と言う名前は、生まれ変わりなどを意味する「リーンカーネーション(reincarnation)」のもじりであると思われる。
普段のかわいらしい見た目は仮の姿であり、本来は食虫植物のモンスターのような、さながらパックンフラワーを凶悪にアレンジしたような醜悪な見た目をしている(メイン画像背景)。全貌も非常に大きく、オマツリ島自体に根付いていると言ってよい。
島の頂上あたりから生えている、管のような巨大な器官で生贄を吸収する。
劇中で正体を現した際、捕食され取り込まれた麦わらの一味の悲惨な有り様と、上述のリリー本体の容姿が合わさったグロテスクな様相はトラウマ必至であり、これを目の当たりにしたルフィやお茶の間海賊団の面々もあまりの不気味さに絶句していた。
なおリリーによって蘇った人間は、その後もリリーから栄養を補給してもらわないと生きていけず、その栄養の源もまた生贄である。また、彼らは全員頭から葉っぱが生えている。
ノベライズ版では、ルフィすらも同じように作られてしまった。
嵐で仲間を喪い絶望に暮れていたオマツリ男爵は、リリーの力によって彼らを蘇生させると、これを維持するために生贄を捧げ続ける必要に迫られた。オマツリ島は、生贄として海賊達をおびき寄せるために構築された島であった。
ただし、弱点として島の中央にある巨大なパイプのような気管はルフィの攻撃を数回は耐える程に頑丈だが、オマツリ男爵の肩に生えている意志または命の要となる本体の花部分はそれほど強靭という訳ではない。
最後はルフィを援護しようとオマツリ男爵が放置していた弓を手に取り、男爵とリリーの背後から矢を構えたお茶の間パパに気付いて口を開けながら捕食しようと迫り、お茶の間パパの恐怖心を煽ったが、子供達の応援を受けて勇気を振り絞ったパパが放った渾身の一矢であっけなく死亡し、同時に再現された人々も全て物言わぬ根っこと化し、オマツリ島は元の不毛な無人島に戻った。
同名のオマツリ島特有の固有種も言及されているが、それがコイツの事なのか、EDで揺れていた一輪の花が本当の固有種なのかは不明。
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