「しもべ!ティータイムの準備をしなさい。」
概要
テトララインに所属するニケ。
極限環境である北の氷雪地帯を現場とするだけあって生存能力と危機対処能力に優れており、地上の知識を豊富に持っている。
出会った指揮官にいきなり給仕をさせるなど強烈な貴族メンタルの持ち主だが、それは上に立つ者としての見識・リーダー適性と一体のものである。その豪快な性格とカリスマ性、鋭い判断力でアリス、ネヴェ、トーブというクセの強いアンリミテッドメンバーを難なく従え、迷い込んだニケを救助してきた。その為、同所属のアリスには女王様として尊敬されている。
彼女が指揮官に語った「出会いとは、違う世界が接触すること。嫌悪や戸惑いがあっても、決して相手の世界を壊そうとしてはダメ」という言葉は、本作屈指の名台詞。
彼女の手には「寄ると触ると機械が壊れる」という性質がある。銃器レベルなら大丈夫のようだが、通信機・スマホレベルの物品は間違いなく異常を起こす(マクスウェルによるとルドミラの手から電波が出ているらしい)。通称「マイナスの手」。
マクスウェルやトーブが送ってくれた手袋で対策を試みているが、現在の所は壊れるまでの時間をわずかに延ばすという段階となっている。
そのためか、BlaBlaではアリスが代わりに操作を行うこともある。
ルドミラ:ウィンターオーナーのBlaBlaでは音声認識機能の追加や機能改善によって長時間のメッセージも問題ないとルドミラが話しているものもあり、現在は比較的スムーズに連絡できるらしい。
突発イベントによると音声認識機能はエレグが搭載してくれたものらしい。
名前の由来は同じ部隊のアリス繋がりで、不思議の国のアリスの絵本を描いているフランスの作家ルドミラ・バルフールと思われる
容姿
金色の癖毛の長髪と琥珀色の瞳を持つ美女。
旧ソ連軍時代の軍服をベースにした白いファー生地の上着(金の飾緒付き)と、緑の前立が付いた白いコサック帽を被り、さながらコサック騎兵を思わせる風貌をしている。
また軍服の所々に赤と緑のクリスマスカラーのエングレービングが施されている。
中は白いボディコン(ミニのワンピースタイプ)を着ており、抜群のボディスタイルと豊満な胸を惜しみなく晒している。
また首には端に黄色の鈴が付いたマフラーを巻いている。
下は白いガーターベルトとヒールのショートブーツを履いており、左太股には予備マガジンを携行するマガジンホルダーを装着している。
待機中のモーションでは両足を開脚しているので、短いスカートから白いパンツが見えてしまう仕様になっており、目のやり場に困るものとなっている。
武器
専用武装の『雪崩の亡霊』のモデルはドイツのH&K社とダイナマイト・ノーベル社が共同開発したアサルトライフル『G11』。
世界初、無薬莢(ケースレス)弾を使用するアサルトライフルとして注目を集めていたが、次々と浮上する欠陥と問題、冷戦終結に伴う予算削減により少数が配備されたにとどまり、ドイツ再統一後のドイツ連邦軍ではG3の後継としてG36が採用された事で表舞台から姿を消してしまった。
ルドミラの物は銃口が上下二連式になっている他、元から付属してあったライフルスコープをオミットしている、上方のマガジンの装填箇所が違う等とベースのG11とは差違のあるデザインになっている。
その他にはアンダーバレルにフォアグリップ、携行用のチョーカー・スリングを装着している。
またマガジンは、先端に小型の円盤型の弾倉(パンマガジンの類)が付属している特殊なマガジンを使用する。
G11はマガジン装填後にレシーバー側面のダイヤルを回すというリロード手順があるが、ルドミラの場合はマガジンの装填後にフォアグリップをポンプアクション方式にスライドするというリロード方法に変わっている(この仕様でリロードにかかる時間を少しだけ短縮できてるかもしれない...)。
ゲーム内での性能
レアリティ | SSR |
---|---|
クラス | 防御型 |
コード | 水冷 |
武器 | サブマシンガン |
バースト段階 | 〡 |
パラメータ
HP | 711,171(Lv.200) |
---|---|
攻撃 | 17,059(Lv.200) |
防御 | 4,364(Lv.200) |
保有スキル
1 | ノブレス・オブリージュ | ■最後の弾丸が命中した時、対象に「防御力8.4%▼」「10秒間維持」/「攻撃力8.4%▼」「10秒間維持」 |
---|---|---|
2 | 女王の品格 | ■フルバーストタイムが発動した時、敵全体に「挑発」「15.09秒間維持」 ■フルバーストタイムが発動した時、自分に「受けるダメージ57.86%▼」「15秒間維持」 |
バースト | 雪の女王 | ■攻撃力が最も高い敵10機に「攻撃力の163.1%のダメージ」■自分のHPが50%以上なら味方全体に「防御力12.93%▲」「10秒間維持」 |
※効果量はいずれもLv.10時のもの
敵の攻防を下げながら攻撃を集め続けるタンク役。
スキル内の『挑発』で敵の攻撃をルドミラに集中させる事ができ、挑発時は敵から受けるダメージを軽減させ、更に敵の攻防を下げるスキルももっている為、ルドミラを編成にいれていると非常に安定した戦闘を展開できる。
しかし命中率の悪いSMG、加えてバースト性能も低い為、総じてDPSが低いので他のキャラにDPSを補ってもらう必要がある。
また、敵戦闘力が高まってくるとルドミラの能力をもってしても持ち堪えられない場合がままある。その辺のバランス調整と現場での操作も大変。
関連タグ
勝利の女神:NIKKE 女王 雪 アンリミテッド(勝利の女神:NIKKE)
個別エピソード、ネタバレ注意
人間だった頃のルドミラはロイヤル出身でロイヤルの誇り、ロイヤルのプライドと言われるほど注目されていた。
ルドミラはゴッデスの存在を知り、誰かの犠牲の上に成り立つ寄生虫のような人生を嫌い、彼女たちを探すためにニケに志願する。
スキル名の『ノブレス・オブリージュ/Noblesse Oblige』はフランス語で「高い社会的地位には義務が伴う」を意味し、彼女の誇りと覚悟の強さを表す言葉でもある。
アークで自ら志願してニケになること自体が珍しいが、それがロイヤルの誇りと呼ばれるような人物となれば稀である。
しかし人間の頃の家族からはルドミラの脳の返還を求められている事から、人間のルドミラの突発的な行動であり家族の了承は得ていなかったものと思われる。
過去の人間だった頃の自分を断ち切ることが出来ずに居たルドミラだったが、主人公が持ってきたルドミラの手術誓約書を見て過去を断ち切り手紙の返事を書くことになる。
ちなみに手紙の返事はロイヤルを怒らせるほど相当過激な事が書かれていたのか、アンダーソンはルドミラに「しばらくアークには来ない方がいい」と伝えた。
余談
「本人何も悪くないのに、寄ると触ると機械が壊れる」
という人物・体質の存在は世界的に認知されており、「パウリ効果」という名前で(一種のジョークではあるが)Wikipediaにも項目が立ってしまっている。