概要
東の大陸にある港町オリアブの研究者カスタギア博士の息子であり、ミュンヒ博士のもとでサーレントと共にラゴウ石の研究をしている。サーレントの章でのパーティメンバーの1人。
経緯
状況が状況ゆえ、最初からパーティ入りしているメンバーである。割と慌て者だが、あまりにも個性の強いサーレントの章では一番の常識人でもある。しかし常識人ゆえに影が薄く、なんと地元の住民に顔を忘れられていたことがある。だが、父がカスタギア博士であることは、時に旅の助けになる事もあると、すぐに判るだろう。人脈の大切さをちょっぴり垣間見るわけである。
そんな彼、自宅の引き出しには幼い頃に書いた日記がしまわれているのだが、その内容が結構壮絶。「新開発の言霊袋を9980ラグで売ったら、儲かったのに親父にメチャクチャ怒られた」「回復言霊レフルスをミーミルに教えてもらったら、攻撃言霊レプルスと間違えて教えられ、使ってみたら死に掛けた」というもの。それにとどまらず、シオンの仲間であるフォクシーには小さい頃よくいじめられていたなど、いかにも常識人の範疇ではあるがそれはそれで結構大変な幼少時代をすごしてきたようだ。だが、こうして培われた経験が、サーレントのパーティに、地に足をつけた一般人としての明るさをもたらしている事も、事実だろう。
それにしても幼少期から地元の町の中だけでも波乱万丈な人生を送っている割に町の住民からの印象が薄いようだが、30〜500ラグで売られている言霊袋を、弱冠5歳にして9980ラグで客に売りさばいた辺り、天性の商人の才能があるようにしか見えない。その事に誰か気づいてくれる日は来るのだろうか。