CV:釘宮理恵
概要
ムスペル王国の第二王女でスルトの次女にあたり、姉にレーギャルンがいる。
自らを剣と称して感情は表に出さず、スルトに言われるがままただ任務を黙々とこなす一方で、姉には心を許しているようだ。命令であればなんでも言う通りに従う。
姉が大好きで、超英雄版では優しくして貰った人に心を動かされそうになり、「自分の姉だって優しい!!」と言い出したり、何かと姉の服装を褒めていたりしている。
自分で考える事が苦手な所謂おつむの弱い系キャラである。が、姉に「考えましょう?」と持ち掛けられるとうんうん言いながらも考えたり、敬愛する姉の名前を出されると攻撃を止めたり、根は非常に素直でもある。
ストーリーでも主に父スルトや姉レーギャルンに連れられての登場が多いため、あまり単独行動は多くはなく、奇策を用いたりすることもない。
姉が好きすぎるあまり、本編でレーギャルンに助けられながらも悪態をついたヘルビンディを快く思っておらず、「あのまま死んでも良かったのに」と言ったり、水着版の外伝でもはぐれて姉の手を煩わせたからか「役立たず」と言い放っている。辛辣な面はいかにもスルトの娘といったところか。
灼熱の国であるムスペル育ちなため、夏が一番好きな季節であり、ニフルのような寒い所が苦手と見られる台詞がある。
公式4コマ漫画の40話や64話は姉妹の微笑ましいやりとりが見られるため必見。
性能
炎剣 レーヴァテイン
「ムスペル王国のレーヴァテイン…
私は剣…命令の通りに、敵を殺す。
命令するのは、お前…?」
属性 | 赤 |
---|---|
兵種 | 剣/歩行 |
武器 | レーヴァテイン(専用) |
補助 | 入れ替え |
A | 獅子奮迅3 |
B | 攻撃守備の連携3 |
C | 速さの波・奇数3 |
2018年9月14日配信の第2部13章の時点で英雄図鑑に登録され、1週間後の9月21日に味方ユニットとして実装された。
能力傾向は攻撃は高いアタッカー寄りの性能だが、速さにやや不安がある。
専用武器は自身の名前と同名の武器。攻撃+3に加え能力強化を攻撃に加算するブレード魔法と同じ効果がある。
特筆すべきはその攻撃性能であり、攻撃得意個体に全て+6のバフを付けた際の攻撃力は89にもなり、勿論18年9月当時では近接キャラではぶっちぎりの最高値。
彼女に次ぐ攻撃値が70なのでどれ程凄まじい数値かお分かりいただけるだろう。ここに「鬼神の一撃4」を継承させ「攻撃の大紋章2」で底上げすれば本作初の攻撃力100に達成する唯一のキャラとなる。
こうなった彼女の手にかかれば不利が付く青属性ですら守備40そこいらでは一撃の元に斬り伏せてしまうだろう。等倍の赤属性や有利がつく緑属性が食らえば勿論全員即死である。
これらの事はブレード魔法使いにも大概当てはまるのだが、闘技場の査定の事を考えるとステータス合計の都合上、間接キャラを入れる事は躊躇われるのであまり問題では無かった。しかし、彼女は近接キャラなので、下手をしたら最高査定ランクでも普通に遭遇する為非常に危険な存在となる。
「鬼神の一撃4」や安定した全箇所バフを提供させられるために必要な「速さの指揮」の継承が容易ではないため、遭遇する事は稀なのが救いだろうか。
弱点としてはHPが非常に低く能力強化を反転させる「恐慌の奇策」が通りやすい点がある。もちろん青属性魔法にも注意。
2021年10月のアップデートで錬成武器対象に。HPが半分以上か有利な異常状態にかかっていると戦闘中、攻撃守備+5上がる効果が追加。特殊錬成効果はターン開始時に周囲二マス以内に味方がいると攻撃守備+6だがレーヴァテインの支援相手が周囲二マス以内にいると支援相手にも同じバフ効果を与える。
もう一つは敵のHPが75%以上の時にもさらに戦闘中、攻撃守備+5。これで味方が近くにいると高火力かつ鉄壁の固さを受ける新たな個性を得た。
熊手で戦う レーヴァテイン
「私はレーヴァテイン。
姉上はどこ? 一緒に
はつもうでにいく約束だから…」
属性 | 無 |
---|---|
兵種 | 杖/騎馬 |
武器 | 熊手+ |
補助 | リバース+ |
奥義 | 業火大地の祝福+ |
B | 神罰の杖3 |
C | 守備の波・偶数3 |
2019年の正月から登場した正月版の超英雄。熊手を杖として乗馬して戦う。姉と初詣に出かけたはいいが、使いなれた剣を持っていないため、戸惑っている節がある。なお、「はつもうで」を魔道の儀式と勘違いしている。
武器の「熊手」はターン開始時に敵の中で最も守備が高い敵の攻撃と速さを下げる封印に似た効果がある。
最近のヒーラーと同様攻撃は比較的高めで、神罰の杖も持っているため武器錬成とあわせてそれなりに攻撃はこなせるが、どちらかというと武器の封印デバフや守備の波、業火大地の祝福+の全体バフといった後方支援面に特化した性能になっている。しかしバフデバフとしてはヴェロニカがいるため使い分けたいところ。
騎馬杖のユニットとしては珍しく魔防より守備の方が高く、「守備の波・偶数3」も合わされば杖ユニットとは思えない物理耐久を持つようになる。もしもの時は物理相手の囮にしてみるのも手。逆に魔防はからっきしなので杖の攻撃であっても注意。
なお、ホーム画面の台詞によると「おとしだま」を貰ったらしい。スキル習得時にも「おとしだま」について言及しているが、異国の文化なので「おとしだま」の意味がいまいち分かってない様子。
炎の夏乙女 レーヴァテイン
「私はレーヴァテイン。
姉上と一緒に…泳ぎに来た。
泳ぎは、これから練習する。」
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 魔法/飛行 |
武器 | 海に浮かぶ板+ |
補助 | ぶちかまし |
A | 鬼神明鏡の瞬撃 |
B | 守備魔防の連携3 |
C | 攻撃の波・奇数3 |
2019年6月から登場した水着の超英雄。ドラゴンに乗って飛行緑魔になった。泳げないため、ビート板を持っての登場となる。
まだ泳ぎ慣れてないことを反映してか、他のバージョンに比べて一番速さがとても低い。その速さは実装時も速さ全キャラ中ワースト2であるアーダンやゼフィールの基本値と同じ16である。さらに通常版で得意であった攻撃と守備も下がってやや平均的な数値になっている。
速さの低さは鬼神明鏡の瞬撃で追撃を防ぐことでカバーしているが、受けでは作用しない点に注意。自前でバフスキルを複数持つためグルンブレード+を継承するとかなりのダメージが期待できる。速さが絶望的な分攻撃は下がっていても十分に高く、守備も遠距離ユニットとしてはかなり高いが、通常版と違って飛行特攻と反撃出来ない近接武器と弱点が増えている。切り返しなどの反撃に弱い点にも注意。グルンブレード+に継承しても恐怖の奇策やパニックなどと言ったデバフに変えられるスキル持ちの点にも注意が必要。
ちなみに、攻撃時のSDではドラゴンに乗りながらもバタ足したり、追撃時にはクロールをする等こだわりが見られるSDになっている。可愛いので入手できたら是非見てみよう。
ちなみに担当イラストはゼノブレイド2をキャラデザインを担当した齋藤将嗣氏である。絵を見た瞬間に気づいた召喚士もいるだろう。
ムスペルの忍 レーヴァテイン
「私はレーヴァテイン…ムスペルの忍。
今回の祭りで、姉上のためにも
立派な忍者になってみせる…」
属性 | 緑 |
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兵種 | 斧/飛行 |
武器 | 業火の双斧(専用) |
奥義 | 祈り |
A | 明鏡の反撃・遠距離 |
B | 待ち伏せ3 |
C | 攻撃守備の牽制3 |
2020年11月から登場した忍者の超英雄。今回はレーギャルンはおらず、単独での登場となる。
水着版とステータスを比べると守備と魔防は少し改善されたが速さは18でかなり低いが装備のせいで最低値の13になっている。
専用武器はマスターソードとバフの数値の半分だけ攻撃が上がるブレード効果の複合スキルになっている。強化すれば強くなってかつ攻守共に二回も攻撃出来る。今までと違い、完全な鈍足アタッカー壁役系(主に魔法)と用途が完全に異なっている。
だが飛行特攻に弱く、弓だと何も出来ずに撃墜される。低い速さで追撃は確定。恐怖の奇策などのデバフに変えられる効果。不動の姿勢効果で待ち伏せを消されると弱点だらけ。もし怖いなら遠距離反撃に変えるのも手。
余談
名前の元ネタはゲーム好きなら一度は聞いたことがある筈であろうレーヴァテイン。有名すぎて略される程であるが、実は原典ではどんな武器か記されていないため、槍とする説や弓である説などがある。本作でも一般的な「炎を纏う剣」であるが、これはラグナロクの際にスルトが振るった剣がコレである。と、いう節から来ている。
担当声優の釘宮理恵はファイアーエムブレムシリーズ初担当。
関連イラスト
関連タグ
ファイアーエムブレム ファイアーエムブレムヒーローズ レーヴァテイン
アスベル:同シリーズの中の人繋がり。
フランドール・スカーレット:レーヴァテイン繋がりでもあるが検索でひっかかるので注意。
ストーリー終盤では…(ネタバレ注意)
最終章となる13章では父スルトの命令を遂行できなかったことで遂に父の怒りを買い、「最後の機会」として纏えば力を得る代わりに最後は死に至る「ムスペルの業火」を身に纏って戦場に出ることを強要される。そこで、レーヴァテインの身を案じたレーギャルンが代わりに「ムスペルの業火」を纏うことを申し出た。
レーギャルンが炎竜ムスペルの力を借りたために力尽きて死ぬ際、レーヴァテインの命だけは救うよう願ったこともあり、直後に姉の敗北と死を知ったレーヴァテインも初めて自らの意思で襲い掛かってくるものの、交戦後にフィヨルムから姉の遺言を聞かされ、戦意を喪失する。
結果、ニフル側に助けられた形となり、スルトが討ち取られた後、ムスペルの王を継ぐこととなった。