ロシア連邦大統領専用機

ろしあれんぽうだいとうりょうせんようき

ロシア連邦大統領が使用する専用の航空機

概要

ロシア連邦大統領専用機（ロシアれんぽうだいとうりょうせんようき、ロシア語：Самолёт президента России、英語：Russian presidential aircraft）は、ロシア連邦大統領が使用する専用の航空機。現在は2012年5月より在任中のウラジーミル・プーチンが利用している。ロシア連邦はその国土が1712万5191平方キロメートル（クリミア半島と北方領土を含んだ場合）と広大である為、大統領は外国への訪問・国内の移動に際しても航空機を利用しなければならない事が多い。その為専用機には相当な長さの航続距離が求められる。

1996年10月にボリス・エリツィンがイリューシン製のIl-96を専用機として利用し、それ以来歴代の大統領がIl-96を専用機としている。現在利用されている専用機は「RA-96021」の型式番号が付与されており、2014年2月に納入された。2015年9月にロシアの航空機製造会社である統一航空機製造会社は、ロシア政府より新たに大統領専用機を注文した。

特徴

• ペルミ・エンジン製の4発ターボファンエンジンを搭載し、9500キロメートルの航続距離を持つ。また無給油で1万4000キロメートルを連続飛行出来る性能を持つ。
• 「IL96-300PU」（ロシア語：Ил-96-300ПУ）という型式番号が振られており、「PU」とは「司令所」という意味のロシア語である。そのスペックから「空飛ぶクレムリン」という異名を持つ。

関連リンク

• ロシア連邦大統領専用機
• エアフォースワン（アメリカ合衆国大統領専用機）