概要
カリーニングラード(ロシア語:Калининград)は、ロシア連邦の本土から西に位置する飛び地。かつての名称はケーニヒスベルグで、ポーランド・リトアニアと国境と接する。その国境はポーランドの都市であるスヴァウキが近くにある事からスヴァウキ・ギャップと呼ばれていて、戦略的にも大きな価値のある地域となっている。
歴史
1255年9月にドイツ騎士団が古プロイセンの集落であるトワンステの跡地に建設し、この地はボヘミア王オタカル2世に因んでケーニヒスベルク(ドイツ語:Königsberg)と命名された。1945年4月にソ連に占領され、同年8月にソ連の統治に入った。1946年7月にミハイル・カリーニン最高会議幹部会議長に因んでカリーニングラードに改称され、1991年12月にソ連が崩壊した後は、ロシア最西端の州であるカリーニングラード州の行政の中心地として統治されている。