- フレーバーテキスト
其は運命を構成せし天災の “塔”
積み上げし軌跡に鉄槌を下し、凄惨たる崩壊を齎す。
星と契るは才気溢るる “魔術師”
絶えぬ創造の果てにあるのは、悲劇か喜劇か。
「タワーの契約者、ロベリア。
今この瞬間から、オレの魔術はキミのモノだ
好きに使ってくれ」
概要
グランブルーファンタジーコンテンツ『アーカルムの転世』の中の十賢者の一人。
タロットカードの大アルカナにある『魔術師(THE MAGICIAN)』にあたり、アーカルム石「ザ・タワー」と契約している。
ちなみに二つ名の「禍殃」の意味は、不幸な出来事、わざわいで、これは契約している『塔(タワー)』がタロットカード唯一正逆位置どちらでも悪い意味を持つためと思われる。
茶色のくせっ毛。眉はつりあがっているが、若干タレ目の男性。
音を使った魔術に長けており、追いはぎに襲われていた所を主人公達に助け出される。
主人公達はその腕を見込まれ、手負いの身だという彼の代わりに世界を滅ぼさんとする星晶獣の目論みを阻止してほしいと依頼される。
一見するとまぶしい笑顔の明るい好青年だが、その本性は人間の壊れる瞬間の『音』を収集する悪癖を持つサイコキラーである。
海がある島のごくごく平凡な魔術師の家に生まれたロベリアは、
幼い頃から両親から愛とともにある教えを聞かされてきた。
人間は誰であろうと幸福に生きる権利を持っている
才ある自分も幸福に生きることができると強く思うようになったロベリア、だが"幸福"というものが一体何なのか理解できていなかった。
ある日、両親と共に浜辺を散歩していた時のこと、
ロベリアは転んでしまい、その際巻貝を踏み潰してしまう。
ケガをしたかと心配する両親の声は聞こえていない、
ロベリアの頭の中に巻貝が潰れる音が響いていた。
そしてロベリアは気づく、壊れる音こそ自分にとっての幸福だと。
幸福に生きるようにと教えてきた両親にロベリアは恩返しを考える、その方法は「両親の教え」を実現すること。
父親は音魔法で内側から一瞬で壊し、
母親は逆に四肢の先端から徐々に徐々に肉と骨を破壊する。
無機物とは違う人の壊れる音、その音を魔術で巻貝に録音し、何度でも聞き、幸福を満たす。
それからロベリアは、己が幸福のために何度も人を殺しその『音』を集める日々を送る。
だが、ロベリアの心を満たすほどの幸福は両親の『音』以外に現れることは無かった。
多くの『音』を集めたある時、目の前に塔のカードが現れる。
カードに手が触れたとたん、塔のように巨大な存在が現れ、自分が行ってきたちまちまとしたものでない破壊が起こった。
崩れる瓦礫、それに潰される人々、"塔"が起こした破壊にロベリアは胸酔する。
かくして、アーカルムシリーズ"ザ・タワー"の契約者となったロベリア。
その力を持って、幸福を満たすための破壊を行っていく。
ロベリアの本性を知らぬまま協力していた主人公達に、ロベリアは自身の過去・タワーとの出会い・そして、自身と同類である主人公達を壊したくなったことを告げる。
主人公達の『音』は、きっと自分たちを幸福で満たしてくれる。
タワーを呼び出したロベリアを前に、主人公達も構える。
ロベリアを倒した末、彼の身に起きたのは……今まで自らが殺してきた人間の痛みや苦しみが自らに跳ね返ってくるというもの。
タワーは契約者が一度でも破壊を失敗した時、代償として契約者が行ってきたすべての破壊を契約者に与える。それで死んだとしても、蘇らせて破壊を続ける。
最初に父親のように破裂し、次は母親のように四肢の先端から徐々に潰される。
ロベリアがコレクションしてきた『音』と同じ数の破壊を行う。
助けに入ろうとする主人公達だが、ロベリアはそれを拒む。
自分自身の壊れる『音』、それこそ自らが求めていた幸福!
悲惨な光景と不釣り合いな笑みを浮かべるロベリア、その心は幸福に満たされていた。
そんなロベリアの気持ちなどお構いなしに、タワーは契約者の破壊を続けた。
主人公の手に、タワーのカードとロベリアの形見の巻貝が渡った。
それから数か月後、依頼の帰り道、アウギュステの浜辺を歩いていた主人公。
多くの人間の命を奪った殺人鬼には当然の報い。だとしてもあんな最期はあんまりだ。
そんな話をルリアとビィとしながら、ロベリアの事を憐れむ……
そんな一行の前にロベリアは再び現れた。
タワーはロベリアが音魔術で作った分身を今も破壊し続け、ロベリア本人はもったいないから分身と神経を繋げてその身で破壊を感じている。
もう破壊をする必要が無くなった。
自分たちを幸福で満たしてくれた主人公たちに尽くしたいと告げる。
主人公は決してロベリアを許そうとは思わない。
それでもロベリアにタワーの力を世界のために使い罪を償おうとする気持ちがあるのならと、ロベリアを仲間に迎えるのだった。
イベント
- アーカルムの転生外伝 "THE TOWER"
ある町で起きている殺人事件の調査の依頼を受けた主人公。
いつも以上に重く鋭い口調で「この殺人に関わるな」と忠告するロベリアだが、依頼主や町の人々を見捨てておけない主人公は依頼を受ける。
町の巡回をする中、主人公は文字通りすべてが切断された死体の山と、そこに佇むロベリアを目の当たりにする。
でも、主人公には犯人はロベリアではない確信があった。
死体はどれも耳だけが無かった、犯人が持ち去ったのだろう。
ロベリアが蒐集するのは、命の潰える幸福の音。そこが犯人とロベリアの決定的な違いだ。
実はロベリアは独自に捜査しており、真犯人の正体も掴んでいた。
犯人を追い詰めた主人公だったが、一瞬の気の緩みで相手に隙を与えてしまう、それより早いロベリアの反撃で犯人を返り討ちにした。
戦いと殺しは違う、如何に戦い慣れをしていようと常識の通用しない殺人鬼に付け込まれる、そんな万が一があり得るからこそロベリアは主人公を関わらせたくなかった。
ロベリアは自身の幸福を得る方法を応用して、犯人へ主人公に手を出した報いを受けさせる。
悪意を感じさせない笑み、その奥に未だ狂気が潜んでいるロベリア。
主人公一行は、改めて彼から目を離してはいけないと感じさせられるのだった。
場末のBARに辿り着いたトモイ。
そこで、自身のバンドにロベリアをスカウトしようとするアオイドスに遭遇する。
相変わらず独断なアオイドス、納得がいかず剣を手にするジャスティン、刺してほしいバレンティン、説明不要のロベリア。
ヤバいやつらが揃って一触即発な険悪ムードで、同じ騎空団の団員として喧嘩の仲裁に入るべきか、逃げるべきか、道徳心から板挟みになるトモイ。
結局、残虐三兄弟feat.ロベリアの虐殺GIGによって血祭りにされてしまう・・・妄想をしてしまうのだった。
- 僕のヒーローアカデミア『レスキュー・アナザーワールド』
とある島の村で魔物の異常発生の調査依頼を受け、主人公と別行動で村外れの墓地を調査していたロベリアは、この世界に飛ばされてきたトガヒミコとトゥワイスに出会う。
好きな人の血を思う存分吸うトガ自身の幸福、人は誰しも幸福になるべきというロベリアの主張に賛同するトゥワイス。
生まれ生きる世界は違えど、歪な部分で意気投合する3人。
そんな3人の前に、墓地に住んでいる少女ミーシアが現れる。
「救済」なんてない、と世界に絶望しているような言葉ばかり吐くミーシアを3人はそれぞれのやり方で励ました。
その後、行く当てのないトガとトゥワイスのため3人で墓地で寝泊まりすることになるのだった。
スキン
- 殃咎(おうきゅう)招く潮騒の調べ
2021年実装の水着スキン
麦わら帽子を被り、腹筋をセクスィーに見せびらかしている水着姿。
マイページではサメに脚を喰いちぎられ、生きたまま臓物を噛み砕かれる女性の『音』を聞かせてくれる。必聴。
性能
バージョン | 奥義 | アビリティ | サポートアビリティ |
---|---|---|---|
SSR | ラ・ドゥルール・オーヴァーチュア | デストラクティヴ・アージ/ウォーブリンガー/レネゲイド・ファイアブランド | バベラスフィスト/塔の逆位置/魔術師の正位置 |
独自の自己バフである魔術刻印を蓄積・消費しつつ戦うアビリティ型アタッカー。
目玉の3アビは魔術刻印を10消費し仲間全員に「攻撃力とアビリティ命中率が上昇し、アビリティ使用時に5倍土属性ダメージを与える」という消去不可/永続のバフをかけるもの。
あらゆる土属性キャラクターがアビリティアタッカーになり得る効果であり、毎ターン1アビを使う自身との相性も抜群。ただし、アビが自動発動するタイプのサポアビには使用できない箇所には注意。
(シンダラのような1回のアビポチで2回分発動のケースでは、1回のみしか発動しない)
さらに2アビでアビリティ再使用間隔を短縮させることもできるため、ターン辺りのダメージは全キャラクターでも有数である。
反面どうしても何らかのアビリティを毎ターン使うことが必要な為、速度を求められる戦い・並びに大人数でのマルチバトルではかなりの不向きとなっている。
その分ソロでの戦いにおいては絶大な力を放ってくれる優秀なアタッカー兼サポーターとしての役割を握ることになる。
またアーカルムの賢者共通の正位置と逆位置のサポートアビリティを持ち、特に正位置効果は「魔術刻印を10追加する」という3アビの発動にうってつけな効果になっている。
関連タグ
シエテ:すっごいにやけ顔!!
吉良吉影:別作品のキャラクターだが、己の幸福のために他者の命を奪うことを厭わないロベリアの異常性を例えるのにぴったりな殺人鬼。