この記事は単行本未収録のネタバレを含みます。 |
---|
概要
カキン帝国第五王子であるツベッパの私設兵にして念能力者。ビヨンドの実の娘。
ビヨンドは三十年程前に若い上級兵を取り込み偽装結婚させており、各々の妻とビヨンドとの間に出来た子供を夫婦の子供として育てさせて王立軍学校へ入れた。ロンギもその一人。
人物
容姿
頬がやつれた若い女性。
ポニーテールのように髪をくくっている。
性格
優れた洞察力や思慮深さで導いた結論に感情的にならず落ち着いて話が出来る人物。
しかし感情を無視しているわけではなくあくまで自身の目的や王子の安全のために行動している。
目的
彼女はもともと生まれついての念能力者であったがそのきっかけは実の父親であるビヨンドから呪いをかけられたこと。
発覚のきっかけは第二王子につくはずだったマカハという異母姉妹の不信感。自身が側近兵から外れたことに冷淡で淡泊な両親の反応からマカハは同じ第二王妃兵でもあるロンギにたどり着く。「壺中卵の儀」を機に二人に共通の印があることに気が付き、高名な念能力者に見てもらった結果それが呪いであることを二人は知る。
その呪いとは標的を狙撃し呪殺するというもの。死後に発動する強力で邪悪な念でこれによりビヨンドはカキン帝国の王子を殺害するつもりだという。
なぜビヨンドがそれをしようとしているかロンギが考えた結果これほどの者がわざわざ他人のために労力を割くとは思えないということでカキン帝国の王子の中にビヨンドの実の子がいてその者を王にするつもりなのではと考える。
つまりはロンギを含む他のビヨンドの子供を犠牲にして現在カキン帝国の王子となっている自身の子供を国王にすることでカキン帝国を牛耳るというのがロンギが推測したビヨンドの計画。
ロンギはそこまで察したことで父の子が予想通り王子の中にいれば私がこの手で始末することを自身の計画であり目的だと明かした。
念能力
操作系能力者
透明言葉(ゲッコウジョウレイ)
期限付きの契約にサインしてもらうことで相手と契約を交わす
操作系条件型の能力。期限付きの契約へのサインにより相手に能力を貸したり逆に行動を制限したりすることが出来る。自発的な署名が絶対条件の能力でなおかつ制約と誓約を兼ねて相手に嘘偽りなく先に説明をする必要がある。
ロンギがクラピカと交わした契約の内容は互いの王子・王妃とその所属兵を決して妨害・攻撃しない事。次週の日曜日AM9時までを期限として第五王子の使いが同時刻に1014号室内部にいる事を以て契約は自動的に一週間更新。もしクラピカがこれを破れば罰は一週間の強制的な絶。
さらにロンギは第五王子が離脱するか又は王子が残り2名になるまでにビヨンドの子供を見つけ出すという付与条件を出して万が一王子の中に該当者なしと判明した場合でも「賞与」としてこの能力を一度だけクラピカが使うことが出来ると明かした(付与条件は契約上第5王子が協定の破棄を宣言したと同時に消滅するがその場合でももしもクラピカが調査を継続し付与条件を満たしてくれるならばもう一度個人的に契約しなおしてクラピカに「賞与」を与えることをロンギは約束した)
以上の念能力から分かる通りロンギは主君であるツベッパの身の安全を守るために動きながらもそれと同時に自らの目的を叶えようとしている。