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概要編集

正式名称は『ワーズ・ワース (WORDS WORTH) 』


1993年7月22日にelf(エルフ)から発売されたアダルトゲームで、1999年3月25日にはWin95へリメイク移植された。


さらにリメイク版を原作として1999年8月25日にグリーンバニーからアダルトアニメシリーズが発売された。


ゲームシステムはウィザードリィ方式の3Dダンジョン探索型ゲーム。



ストーリー編集

地上に住む光の一族(人間のみ)、地下に住む影の一族(亜人種多数)かつては互いに平和を享受していたが、共に彼らが信仰する地下と地上の間にある『ワーズ・ワースの石版』が何者かの手により砕かれてしまった。

光と影の一族はこの件が切っ掛けとなり長きに亘る戦いに突入する事になる。

そんな中影の一族の王子アストラルは、よわっちい事から婚約者のシャロンには何かとつらく当たられていたが、一念発起し彼女に認められようと頑張る所から物語は始まる。


前半では影の戦士、後半では光の戦士という立場で主人公を操り、光と影の戦いに決着をつけるべく奔走することになる。




登場人物編集


影の一族編集

人間と同じ容姿を持つ者から、獣人やモンスターのような異形の容姿を持つ者まで、様々な種族で構成されている。光の一族の何倍もの寿命を持つ。



アストラル

声:園村健

主人公。影の一族の王子。父ウォトシーカから過保護なまでに溺愛されている。剣の実力は本物だが、ウォトシーカの意向でいまだに戦闘にも参加させてもらえないでいる。そのため、婚約者シャロンからは軽く見られていて、シャロンに認められたい一心で強くなることを志す。


正体は、光の一族の勇者ステファノ・ポルックスとその妻マリア・ポルックスを両親に持つ、ミド・ポルックス。幼少時にウォトシーカに誘拐され、自分の正体はおろか両親の死の真相すら知らないまま、影の一族の王子として育てられた。寿命が短い光の一族であるにもかかわらず、影の一族と同様に長く生きていられるのは、ウォトシーカが授けた影のリングを常時離さず着けているためである。

小説版では、闇の使者の存在に気づいたステファノとウォトシーカの密約で、ウォトシーカがアストラルを息子として育てた設定になっている。


第一部の終盤で、光の女魔導師マリアから受けた究極魔法の影響によって、行方不明となってしまう。


第二部では、自らの名前を含めた記憶を失ったうえ、髪や髭も伸び放題に別人のような姿と化して自他共に正体を知らないままポルックスと名乗り、光の一族の戦士として、かつての同志との戦いへ身を投じる。

ニーナとの再会を経て記憶を取り戻した後は、アリアドネと共に光の一族と影の一族の両方へ真の平和をもたらすこととなる。



シャロン

声:仲水里江

ヒロインの1人。光の一族の女剣士で、アストラルの婚約者。DOS版では赤毛のストレートロングヘアに八重歯と長く尖った耳、Win95版以降では金髪のストレートロングヘアが特徴的な美女。

性格は勝気でいわゆるツンデレタイプ。自ら率先して戦場で剣を振るうなど、文武両道の美少女。戦場に出ようとしない(ウォトシーカの意向で戦場に出してもらえない)アストラルにはがっかりして軽く見ているが、内心は彼のことが好きで成長を期待していた。マリアの魔法によって消息を絶ったアストラルのことを20年後も思い続けている。

ちなみに第二部の時点で実年齢は170歳を超えていて、小説版でそのことをマリアに指摘されてキレる場面もあった。



ウォトシーカ

声:所沢隆士

影の一族の王で、アストラルの父。名君だが、アストラルを大事にするあまり、戦闘に参戦させず軟弱にした、ある意味、物語の元凶ともいえる人物。…アストラルの存在が自分たちの未来の鍵となるため、なおさらアストラルの死を恐れたからという理由もあるが。

第二部終盤で、逆上した闇の使者によって殺害される。小説版では最後まで生存。闇の使者の策略や、彼らに操られたカイザーの行動をある程度見抜いた上で自らの死を偽装していた。闇の使者が表舞台に出てきたことで満を持して再登場して、アストラルたちの危機を救い、アストラルの素性について明かした。



テッシオ

声:長嶋聡一

ウォトシーカの側近。正体は闇の使者の分身。第二部終盤で、同じく闇の使者の分身であったメンザと融合し、正体を現す。



ニーナ

声:中野恵美

ヒロインの1人。猫系の獣人の少女。地下城にある剣士訓練所で受付係として働いている。アストラルには物語開始以前から一途な想いを寄せている。第一部ではアストラルに抱かれた後、身籠った娘のアリアドネを産み育てていた。



カイザー

声:沢田丈一

影の一族で最強の剣士。金髪のキザな美青年。シャロンへ好意を寄せているため、恋敵に当たるアストラルのことは蔑視している。シャロンがアストラルに選ばれなかった場合のみ、彼女と結ばれることとなる。



スタリオン

声:古本信也

アストラルの友人。馬系の獣人で、頭部は馬そのもの。「種牡馬」を意味する名前どおり、性欲の権化。戦いの最中に光の一族の美女を捕らえては、強姦することが生き甲斐。小説版ではエオリアと結ばれて、シルヴァーナと3人で夜の生活を楽しんでいる様子が明かされている。



カトラ

声:高島勉/高田べん(ゲーム)

アストラルの友人。スケルトンの騎士。表情はコミカルで友達思いの性格。アストラルに対する友情は本物で、第二部で敵対したときは、死んだアストラルを思う面を見せていた。小説版ではリタと結ばれる。



ハイド

声:詩子

アストラルの友人。好戦的な者が多い影の一族にしては優し過ぎる性格。クラブによって殺されてしまう。小説版やアダルトアニメ版ではシャロンをファブリスから助けようとして殺されてしまう。



デルタ

声:詩子

第二部から登場。DOS版ではコウモリ調のコスプレ姿であるが、Win95版以降ではサキュバスのような役回りが追加され、DOS版以上に露出度が高くほぼ別人に等しい姿へ変更された。Win版やXP版ではポルックス(アストラル)への恋心や個別エンドも追加され、ヒロインへ格上げされている。



キャロット

声:不明

妖精。アストラルたちの掌に乗るほど小さく、背中に羽を生やした少女の姿をしていて、ウィリアムに狙われる。



ワイス

声:不明

アストラルにさまざまな助言を与えてくれる、気さくな老人。DOS版では男(ワイスじいさん)だが、Win版やXP版では女(ワイスばあさん)になっている。



アリアドネ

声:河山佳乃

第二部から登場。第一部でニーナがアストラルに抱かれた際に身篭り、後半で産み育てていた幼い娘。アストラルの正体が光の一族であるため、アリアドネは光の一族と影の一族の間に生まれた「光と影の交わりし者」で、ワーズワースの石板を読める唯一の存在。性格は母ニーナに似て穏やかな性格。ハーレムエンドでシャロンやミューにも日頃から分け隔てなく娘のように懐いていて、彼女たちからも可愛がられている。DOS版のハーレムエンドでは、彼女たちと共に母がアストラルとの4Pを堪能する寝室の彼方にて自分はスヤスヤと眠る姿が描かれている。アダルトアニメ版の後日談では、アストラルと母たちがいつまでも仲良く暮らしていくことを願うなど、心優しい少女である。




光の一族編集

生物学的に人間とされる種のみで構成されている。寿命は現実世界の人間と同じである。



マリア

声:芳田愛姫

光の一族の女魔導師。清楚な美少女で、潔癖で争いを好まない性格だが、気性が激しい一面も持つ。

ファブリスの義理の娘であり、本当の両親は異端者として抹殺された神父夫妻。

第一部で囚われの身となった際、牢内で手足の自由を奪われた状態でアストラルに強姦されてしまい処女を奪われた。そのことを恨んで、第一部終盤に究極魔法でアストラルを葬った(だがアストラルは生きていた)。小説版では、水に濡れて低体温症になりかけたマリアをアストラルが人肌で温めている最中になしくずしにセックスしたという展開に変えられていて、マリア自身も内心まんざらでもなかった。だが義父ファブリスがアストラルに負傷させられたことで激昂して、闇の声にそそのかされるままに究極魔法でアストラルを攻撃してしまった。

第二部では妙齢の女性になり、ミューの母となっている。どの媒体でも夫が誰なのかは不明だが、小説版では街で武器屋を営む気のいい青年(名前は不明)と書かれている。しかし、夫は武器を届ける際に落盤に巻き込まれて死亡したため、ミューと共にファブリスの元に戻った。

小説版では、最終的にアストラルへのわだかまりを払拭し、彼とシャロンたちの新居に顔を出しては、アストラルに媚薬の入ったお茶を飲ませてセックスしようと目論むなど、ヒロインの1人へ格上げされている。シャロンとは、アストラルとの仲を巡って実年齢差(小説版の完結時点でマリアは40歳未満、シャロンは170歳以上)を挙げて張り合う姿が描かれるなど、微笑ましい面も見られた。



ミュー

声:山野美嶺

第二部から登場。ヒロインの1人。マリアの娘で魔法使い。とても包容力のある穏やかな性格。第二部の開始直後に、水浴び中にアストラルに命を助けられた縁から、記憶喪失でいわゆる不審者でしかないアストラルをファブリスへ紹介することで、彼を光の一族の剣士「ポルックス」として光の一族へ身を置かせた。

第二部終盤で、アストラルがハーレムエンドを望んだ場合は他のヒロインたちが困惑する中、いち早く同意するほどポルックス(アストラル)にゾッコンで彼に惚れこんでいる。

母マリアから受け継がれた魔力や究極魔法は闇の使者との最終決戦時に重要となった。

アダルトアニメ版や小説版でも、アストラルとニーナの間にアリアドネが生まれていたことを知っても、アストラルに対する愛は変わらず、アストラルの妻の座を巡ってシャロンと火花を散らすほどの気の強さを見せている。



ファブリス

声:藤木郁也

光の一族の王。カイザーやシャロンも敵わない一族最強の実力を持つ。豪胆な性格だが、息子ウィリアムの小物ぶりを見抜けずにいる間抜けな面もある。義理の娘であるマリアを大事に思っており、その娘であるミューも孫として可愛がっている。

第一部の終盤で実力を上げたアストラルに片腕を斬り落とされたため、第二部では一線を退き、戦線を見守っている。

アダルトアニメ版では、シャロンに興味を抱いて彼女を強姦しようとしたが、犯そうとした直前にアストラルに阻止された。



ウィリアム

声:不明

第二部から登場。光の一族の王子。ファブリスの息子でミューの婚約者。甘やかされ放題の弱虫であるうえ、実力も皆無で虚勢を張るため、人望もまったくない。ミューがアストラルに選ばれなかった場合のみ、彼女と結ばれることとなる。

小説版では幼い頃からマリアを愛していた設定で、今でもなおマリアへの想いを忘れておらず、それが婚約者であるミューを苦悩させている。終盤で闇の使者に操られたことで、マリアへの愛が暴走してしまい混乱を招いた。



メンザ

声:長田雄裕

ファブリスの側近。正体は闇の使者の分身。第二部終盤で、同じく闇の使者の分身であったテッシオと融合し、正体を現す。



ダルク

声:不明

光の一族の女性で、精悍で勇敢な女剣士。



シルヴァーナ

声:山野美々

光の一族の女剣士。男言葉を使う強気でお転婆な性格。



サブリナ

声:不明

光の一族の女騎士。グラマラスでセクシーな女性。女王様のような雰囲気だが実はマゾ。



ペルシャ

声:不明

サブリナの部下を務める女剣士。Win版以降ではペルシアになっている。



ベルベル

声:不明

光の一族の女魔導師。妖艶かつ淫乱な女性。キノコを使った魔法を好む。



クラブ

声:陶山章央

光の一族の男性でトラップの名人。大口叩きの小悪党。ゴーレムを使ってハイドを殺したことから、アストラルに斬殺された。



ノーマン

声:不明

光の一族の剣士。かなりの見栄っ張り。エポの彼氏。



エポ

声:不明

光の一族の女剣士。褐色の肌の女性。豪気さと淑やかさの二面性を持つが、剣の腕前はいま一つ。第二部では剣士を引退し、道具屋を営んでいる。小説版では思い込みの強い性格をしている。


ベガ

声:不明

第二部から登場。ダルクの娘。美貌と性格と剣の腕前は母譲りだが、結婚願望は非常に強い。



エオリア

声:不明

第二部から登場。シルヴァーナの娘。美貌と性格は母譲り。



リタ

声:千代

第二部から登場。サブリナの娘。戦いには消極的で、非常に臆病な性格。だが実はサド気質を秘めていて、小説版ではポルックス(アストラル)の言葉でサドとして目覚める。サドとして目覚めた後は口調もがらりと変わり、度胸の据わった性格に変わった。



アルゴ

声:不明

第二部から登場。光の一族の剣士。金への執着心が強い。



リゲル

声:不明

第二部から登場。光の一族の剣士。女への執着心が強い。戦いの目的も影の一族の女性を手籠めにするという下卑たもの。




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