概要
作品概要
世界の国旗を、日本の侍をベースに擬人化していくプロジェクト。それらのキャラクターは「旗本」と呼ばれる。
プロデューサーはカマ・ヤマモト氏。別名義だが「日本の給料&職業図鑑」の「給料BANK」のプロデューサーと同一人物である。
2018年にサイトがオープンし、それから次々と新しい旗本が公開されている。また、サイトには現在擬人化されていない国旗も含めた世界各国の国旗の解説が掲載されている。
2019年には渋谷のタワーレコードで展覧会が開かれた。また書籍も出版されている。
そして東京オリンピックの開会式と同日、2021年7月23日に新シリーズの漫画と伊東歌詞太郎によるテーマソングが公開された(関連動画参照)。
2023年1月には電子書籍として漫画「WORLDFLAGS」が発売された。
プロジェクトの方向性
コンセプトは「教育×エンターテイメント」。
難しい内容を日本の漫画・アニメ文化を通して全世界に伝えて行こうという目的がある。
このプロジェクトは東京2020オリンピックとは一切関係がないが、オリンピックの応援をしており今後国内外問わずオリンピック以外のイベントも応援していくという。
ルール
1:何よりも国旗を尊重しています。国旗を侮辱するような行為は絶対にだめ!
2:世界中の国旗を尊重することが私たちのポリシーです。
3:国旗以外にもその国の文化や特色なども尊重しましょう。お互いに交流できることを楽しみにしています。
4:最後にもう一度いいますが、世界の国旗を尊重しましょう。
(公式サイトより引用)
あらすじ
2040年。イタリアの空に巨大な穴が開いた…。
その穴から現れたのは、宇宙生物「ブリガンテ」。ブリガンテは人々を襲い、生命を喰らった。未知なる生物に対抗すべく、日本人科学者の高峰律氏はマルチパワードスーツ『フラッグアーマー(通称FA)』を開発。
2050年。人類は結束し、宇宙生物ブリガンテと決着をつけるため『バベルラボ』を設立し、対ブリガンテ掃討隊「旗本」を投入した。
(公式サイトより引用)
敵であるブリガンテの詳細は長らく謎に包まれていたが、2021年7月23日に公開された漫画「WORLDFLAGS」でその姿が明らかになった。
キャラクター
主要な登場人物のほとんどは全て男性だが、サブキャラには女性もいる。
詳しくはワールドフラッグスの登場人物一覧を参照。
旗本
国旗をモチーフとしたフラッグアーマーを着た戦士。侍だけでなく忍者や平安貴族、陰陽師をモチーフにしたキャラクターもいる。
またいくつかのグループが存在しており、それらは家紋のようなマークで表される。
職員
モチーフとなる国旗はないが、旗本を支える存在である。
四コマ漫画で登場した職員は全員男だが、「WORLDFLAGS」に登場する職員には女性もいる(なお、同名のキャラではあるが性別が変わった人もいる)。詳しくは上記のリンクを参照。
漫画
WORLDFLAGS
- 作画:颯希
- シナリオ:石井風花
旗本と地球外生命体「ブリガンテ」との戦いを描いたアクション漫画。2021年7月23日にツイッターで第一話の前編が公開され、その後編は9月15日に公開された。
第二話以降はkindleを始めとしたオンラインストアで購入して読むことができる(第一話も発売している)。そしてここpixiv comicでも発売しており、こちらは海外からも購入可能なためガチ勢の海外ファンで母国語版を待たずに購入する人もいる。
今のところ日本語版のみだが、ツイッター上の第一話は英訳版もある他ファンによってスペイン語にも翻訳されている。
四コマ漫画
- 作画:かけひなな
上記の「WORLDFLAGS」が発表される前に連載されていた漫画。こちらは戦闘シーンはほとんどなく、ブリガンテは一切登場しない。旗本達のほのぼのとした日常を描いた漫画であり、お国柄が垣間見える部分もある。
この漫画は公式サイトから読むことができる。
二次創作における注意点
時事ネタを扱う際には慎重に
これはワールドフラッグス以外のジャンルにも当てはまることであるが、国に関するものをモチーフとしているため政治や戦争、現在の社会情勢など見る人が不快になる創作は控えた方が良い。
ただし必ずしも時事ネタがダメという訳ではない(OKな例:その国で流行っている食べ物の紹介)。
また、社会情勢などが理由で特定の国をモチーフにしたキャラクターを叩く行為も許されないことである。
作品は実際の国家の動向とは何の関係もなく、キャラ自体に罪はない。
社会情勢とは関係ないがそのように誤解される可能性のある作品は注意書きを入れたり、社会情勢が落ち着くまで公開を控えるのが望ましい。
また、ワールドフラッグスは国そのものの擬人化ではないものの(下項目参照)、衣装に国旗のデザインを用いているため表現によっては特定の人々を不快にさせる可能性がある。気になるようであれば衣装を私服に変える等の配慮を行うと良い。
何より公式が他国の尊重をルールとして掲げている。ワールドフラッグスに関しては国旗のことであるが、国や国民に対しても同様に適用されるものである。
彼らの武器は人を傷つけるためのものではなく、地球を守るためのものであることを忘れずに。
タグ付けについて
ワールドフラッグスのキャラクターに国名タグを付けることは推奨しない。例えば「日本の文化」のイラストを探す人に「キャラクター化された日本」がヒットすると不便なためである。
ワールドフラッグスのキャラには個人名があるためタグを付けるのであればそちらを使うこと。ワールドフラッグスの登場人物一覧も参照していただきたい。
公式タグの使い方
ワールドフラッグスは公式タグとして#worldflags_faを定めている。詳しくは当記事を参照。
国旗の擬人化であることについて
メディアからはたいてい「ワールドフラッグスは国旗の擬人化」と紹介されており、この記事の概要でもそのように述べたが厳密には違う。
漫画「WORLDFLAGS」で明らかになったが、旗本は各国の男子一名から決められ、選ばれた者が国旗をモチーフとした戦闘服(フラッグアーマー)を着るというものである。
つまりは先輩やその他擬人化ものよろしく対象そのものを人にした存在ではなく、プリキュアのように普通の人間が着飾った戦士となるシステムである。
ただ、ワールドフラッグスを全く知らない人に説明する際には前述のシステムを述べるよりもシンプルに「ワールドフラッグスは国旗の擬人化」と説明した方が分かりやすいと思われる。
余談
あの有名国擬人化作品との関係
国旗の擬人化と聞いて、あの有名な国擬人化作品を思い浮かべた人もいるのではないだろうか。
実はワールドフラッグス公式があの国擬人化作品を尊敬していることが窺える。
具体例としては
- 関連ツイートを引用リツイートすることがある。
- ツイートの中でその作品の名前を出す際に「先輩」付けする。
- ツイートであの国擬人化作品とコラボすることを希望している。
- あの国擬人化作品がASEAN回を更新した際にワールドフラッグスも過去に掲載したASEANマンガのツイートをリツイートした。
ただし、ワールドフラッグスと当該作品は何の関係もなく、現時点で正式にコラボしたという事例はない。もし、そのような作品があったらまずファンアートである。
関連イラスト
関連タグ
ファンアートの推奨タグ:worldflags_fa