概要
もともとはヴァンビが2016年、ゆんが2017年頃から単独で活動しており、Youtuber同士が集まるイベントで仲良くなったのをきっかけに2018年頃から頻繁にコラボするようになり、次第に2人組で活動するようになった。
挨拶は「ハロハローどうも、ヴァンゆんです!ん゛ー!!卍」。
元々ヴァンビはUUUMに、ゆんはVAZに所属していたが、2019年に二人揃って太田プロダクションに移籍した。なお、日本で活動するチャンネル登録者数100万人超えの大規模YouTuberが大手芸能事務所に所属するのは初めて(元から芸能事務所所属でYouTubeに進出した例や、フリーもしくはYouTube専門の事務所からデビューする例はあり)である。
2人の息の合ったトークが良いと評判であり、「そんなに仲が良いのであれば付き合えば良いのに」と言われたことがあるという。
半強制的な「結婚ドッキリ」で炎上、活動休止へ
2021年12月25日にYouTubeにて「ヴァンゆんチャンネル登録者250万人達成したら結婚する生配信!!」という生放送企画がヴァンビ主導で行われた。企画内容はタイトル通り登録者が250万人に到達すれば二人が本当に結婚するという企画で、ゆんには企画を伏せたドッキリ形式であった。ヴァンビは、二人は恋人として付き合っている訳ではないとしつつ、「ヴァンゆんチャンネルは四捨五入して付き合ってるみたいなものじゃないですか。だから僕はもうそこを飛ばしても結婚できるなって思ってるわけですよ」として、結婚に乗り出したと理由を説明している。
当日、ゆんは目隠しで収録現場に連れてこられ、突然上記のような企画を告げられた(またヴァンビはお互いの両親まで呼び寄せ、ゆんが断りにくい状態にしていた)。ゆんは「ゼロ日婚?」と驚くも、スタッフを見回し「大人の目が怖い。断れない雰囲気」と話し「250万行ったら…」と渋々承諾。
同日午後6時に配信開始(その時点で226万8318人)し、タイムリミットは午後10時という4時間の勝負。ゆんは「心の準備は出来ている。ヴァンビくんとは一生のパートナーだと思う」と、チャンネルのためならと覚悟を決めた発言を行っている。
結婚式場を抑えることはできたものの登録者数は思うように伸びず、むしろ半強制的な企画であることがマイナスに働き、250万人に達することはなかった。当然ながら結婚は実現せず、最終的に結婚式場からは深夜料金など含めて300万円を請求された(なお、ヴァンビは後に投稿した謝罪動画にて、繁忙期であることから他に予約が入っていないことを確認した上で式場を貸し切りにしたと明かしている)。
配信中ゆんに対して「好きだから結婚してほしい」とプロポーズなどを一切行っていなかったこともあり、コメント欄では終始笑顔で対応するゆんの優しさが評価される一方で、ヴァンビの行動に対して「今後が心配で応援できない」「素直に好きって気持ちを伝えるのが一番」「無謀なミッションすぎる」などと批判のコメントが相次ぎ炎上。
また、ヴァンビの「ゆんちゃん幸せに出来るの多分俺しかいない」「あのね、ゆんちゃんね他に男が出来てもね俺と比べちゃうと思うんですよ」「俺と比べたら、俺以上は多分現れないと思うので」という自意識過剰気味な発言や、元カノに結婚を電話で報告した(理由はヴァンビ曰く「元カノがまだ自分のことを好きかもしれないから」というあり得ないもの)こと、発売から品薄が続いているニンテンドースイッチを買い占めてプレゼント企画の景品としたことにも批判があった。
配信終了後に2人とも謝罪動画を投稿している。ヴァンビは「ゆんちゃんに無断で結婚という重大な選択を迫る企画を進めたことについて、男として相方として配慮に欠ける選択だった」と語り、ゆんに対しても配信終了後に誠心誠意を尽くして謝罪し、「ゆんちゃんが好きです」「長いことをやっていく中で、ゆんちゃんにはコンビ以上の気持ちがある」と恋心を抱いていることを明かした。一方ゆんは「ヴァンビくんひとりにたくさん背負わせてしまった」「炎上した原因には私にもある」としながらも「企画で結婚をするのは違う」と否定的なコメントを残している。
上記の企画後もしばらくは活動を続けていたが、以前のようなカップルを思わせるような様子はおろか、動画の投稿頻度も減少の一途をたどっていった。2022年12月1日に同月31日をもって無期限で活動を休止し、翌2023年以降はそれぞれ個人で活動していくことを報告した。休止後にヴァンゆんチャンネルはヴァンビの単独チャンネルとなり(過去の動画はそのまま残されている)、ゆんはもともとの個人チャンネルで活動を行うこととした。
なお、上記の企画においては婚姻届を用意していなかった。
ゆんが結婚、そして解散へ
2023年5月30日にゆんがYouTuberユニット「Fischer's」のリーダーであるシルクロードと結婚したことを発表した。シルクロードとは「動画編集デート」なるYouTuberらしいデートをするなどして仲が良くなっていったという。ただし、具体的な交際時期については明言されていない。
ヴァンビはTwitterにて「生配信に頼らずとも結婚できたシルクロードにならゆんちゃんを任せられるわ 世界一心が綺麗で美しい女性です 世界一幸せにしてあげて下さい」と若干上から目線ながらも祝福コメントを投稿(案の定『上から目線ではないか』という批判があった)。またゆんも「動画で報告を出す前に、直接一番先にヴァンビに連絡を取った」と発言しており、結婚ドッキリ後も決して関係は悪化していないこと、活動休止後もLINEや電話で連絡を取り合っていることを明かしている。
2023年9月9日をもって解散。ヴァンゆんチャンネルとしては僅か5年の歴史に幕を下ろした。なお、ヴァンビとゆんはともに結成時から太田プロダクションに所属しているが、引き続き所属を継続する。
スパイダーメーンチャンネル
2023年8月5日、YouTubeショートやTiktokでミニコント動画を投稿している「スパイダーメーンチャンネル」の運営者で、動画に登場するスパイダーマンに扮した男の正体がヴァンビであることが、ヴァンビ本人のチャンネルで発表された。このスパイダーメーンチャンネルは2022年7月10日に開設されてから374日目にチャンネル登録者1000万人を達成しており、これは日本人のチャンネルでは最速記録である。
この発表には元相方のゆんをはじめ、実弟にしてスパイダーメーンチャンネルにもピカチュウに扮した男の役で登場するホープなど、数々の著名人が驚きと称賛のコメントを寄せた他、前述された数々の出来事から彼に否定的或いは心配の目を向けていた視聴者からも驚きの声が上がった。
メンバー
ヴァンビ
7月10日生まれ。年齢は非公開。愛媛県出身。
6人兄弟の3男で、双子の弟がいる。
兄のうち1人は歌い手でバンド「NormCore」のボーカルうみくん(Fumi)。なお、うみくんが「妹」を紹介しているが、ヴァンビ本人は「男ばかりの6人兄弟」と発言したことがあり、詳細は不明。また弟の1人は「ホープ」は当初「韓国人留学生」という設定で動画に出演しており、のちに「ヴァンゆんチーム」という動画編集や撮影のサポートを行うチームに加入している。
名前の由来について答える流れで「小鹿 万火(おが ばんび)」が本名と発言しているが、兄弟についての発言からわかるように個人情報を曖昧にしており、「小さい鹿=バンビ」にかけたギャグで本名ではないと思われる。
学生時代からバンド活動を始める。2014年から2016年まで、ヴィジュアル系バンド「LOG-ログ-」のボーカルを務めた。バンド解散後にYoutuberに転身。
上記のコンビ活動休止中に「スパイダーメーンチャンネル」を立ち上げ海外を中心に盛大にバズった。
ゆん
1994年〈平成6年〉12月5日生まれ。愛知県出身。
本名(旧姓)は熊崎優美(くまざき ゆみ)。父親が日本人で母親がフィリピン人のハーフ。弟はYoutuberのYJ。この他妹がひとりいる。
2015年から2016年まで名古屋市を拠点とするローカルアイドルグループ「BSJ」に所属していた。父が病気で倒れた(その後亡くなっている)ため、急遽会社を引き継がなければならなくなりグループを卒業。なお、父が遺した借金の返済に追われていたと明かしている。
2017年4月1日に個人チャンネルを設立。
外部リンク
ヴァンビ(旧・ヴァンゆんちゃんねる)