概要
太田プロダクション所属。
1969年8月23日生まれ。東京都で生まれ、その後7歳の時に沖縄県に移住した。
本名は中沢 惣八郎(なかざわ そうはちろう)。本人もネタにすることがある。
姉は1986年にアイドルデビューし、現在もタレントとして活動している中沢初絵。
元々はアイドル志望で、高校卒業後上京し多数のオーディションを受けるも挫折。そんな折たまたまコンビニで立ち読みしたホラー漫画雑誌に新人賞の募集が掲載されており、絵を描くのが得意だったことや、高校時代デザイン系の学科に所属していたことから「自分でも描けるのではないか」と急遽道具を揃えて『恐怖の館DX』に応募。すぐに編集部から連絡があり、以降漫画家として活動するようになった。
漫画家としての代表作は「戦慄!!タコ少女」。雑誌に顔写真が掲載された際には、爽やかなルックスとその作風のギャップに読者から驚かれたという。また、誌上での読者からのお悩み相談などを行なっていた。
画風は楳図かずおの影響を受けており、またギャグとホラーを合体させた“ズンドコ・ホラー”の世界を作った…が、漫画家としてはテレビ出演が多くなってからあまり活動していない。
なお、ペンネームの由来は「山咲」は敬愛する山咲千里から、「トオル」は姉、初絵の元夫の名前から。
柔和な語り口を生かした「オネエ」キャラクターで、1997年からは声優のくまいもとことラジオ番組「青春!!タコ少女」を始め(当初番組スポンサーをリイド社が務めていた縁から。なお、早い段階でスポンサーからは撤退している。)、1999年には番組企画として歌手デビューと徐々にタレント活動に力を入れるようになる。2001年には芸能事務所から正式にスカウトを受け、芸能界に本格的に参入することとなった。
2000年代半ばからタレントとしての活動を少しずつ縮小。ローカル番組やBSなどに散発的に出演していたほか、「幸せ!ボンビーガール」のナレーションなどは行っており全くやめたわけではないが、本人は「休業」と説明している。2010年代後半ごろから再びメディアへの露出が増えた。
70年代アイドル、80年代アイドルに造詣が深く、松田聖子や岡田有希子、ピンク・レディーのファンである。
なお、タレント活動が活発だった頃はバラエティ番組で「オネエキャラだが恋愛対象は女性」と発言していたものの、実際には同性愛者であることを後年になって公表。異性愛者だという発言は、当時出演していた番組からの指示であったことを明かしている。
また、オネエキャラがいわゆるイロモノ・ゲテモノに近い扱いを受けていたことや毒舌を売りにするオネエ系タレントが増えたこともあり、自身の性格や目指す方向性と異なることから居心地の悪さを感じていたことで、先述する芸能活動の縮小に繋がったとしている。