ヴァンパイア・クロニクルズ
ゔぁんぱいあくろにくるず
もしかして→ヴァンパイア クロニクル
『ヴァンパイア・クロニクルズ』(The Vampire Chronicles)とは、アン・ライスの小説『夜明けのヴァンパイア』から始まる、ヴァンパイアの自伝として書かれているのが特徴のシリーズ小説である。
1作目『夜明けのヴァンパイア』の主人公はルイであったが、それ以降の作品はレスタトが基本的に主人公である。
2008年の時点でシリーズ全世界累計8000万部を突破している。
- 夜明けのヴァンパイア(1976年)
- ヴァンパイア・レスタト(1985年)
- 呪われし者の女王(1988年)
- 肉体泥棒の罠(1992年)
- 悪魔メムノック(1995年)
- 美男子アルマンの遍歴(1998年)
外伝作品
- パンドラ、真紅の夢(1998年)
- 呪われた天使、ヴィットーリオ(2001年)
未翻訳作品
アン・ライスの人気は、映画の大ヒットによって米国内では不動のものとして確立している。
それにより翻訳権料が跳ね上がったのに対して、日本ではあまり有名なシリーズではなかったため、翻訳権を購入し日本語版を出版しても利益を出すことはおろか制作費を回収することすら難しく、大赤字が確定的という理由で『呪われた天使、ヴィットーリオ』を最後にシリーズの作品は翻訳されてない。
- Merrick (2000)
- Blood and Gold (2001)
- Blackwood Farm (2002)
- Blood Canticle (2003)
- Prince Lestat (2014)
- Prince Lestat and the Realms of Atlantis(2016)
- Blood Communion: A Tale of Prince Lestat (2018)
- インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(1994年) 原作:夜明けのヴァンパイア
- クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア(2002年) 原作:ヴァンパイア・レスタト / 呪われし者の女王
- ドラマ『Interview with the Vampire』(2022年) 原作:夜明けのヴァンパイア
2012年2月に4作目の「肉体泥棒の罠」の映画化権をロン・ハワードとブライアン・グレイザーのイマジン・エンタテインメントが獲得したと発表された。(外部リンク)
2014年8月には「ヴァンパイア・クロニクルズ」の映画化権を米ユニバーサル・ピクチャーズが獲得したことがわかった。また、既に映画化された作品も再映画化される可能性も出てきた。(外部リンク)
しかし、2016年11月26日に原作者であるアン・ライスが自身のFacebookで本シリーズの映像化権をすべて取り戻したことを報告。上記の映画化の話が全て白紙になったことが発表された。
また、『ヴァンパイア・クロニクルズ』シリーズのテレビシリーズ化を自ら企画していることがわかった。(外部リンク)
ドラマ『Interview with the Vampire』は2022年10月より米AMCにて放送開始、日本での放映は未定。
指揮を執るのはマーク・ジョンソン。脚本家はロラン・ジョーンズ。原作者のアン・ライスは共に製作総指揮も兼任している。
ルイの過去が1910年代になったことやルイの職業の変更、クローディアの年齢が10代になるなどの一部設定の変更が見られる。映画とは異なり有色人種を起用しており、同性愛関係を明確に取り入れている。
このシリーズの主人公。人間だったとき家族と周囲の環境に辟易し、親友ニコラと共にパリへと向かい、そこでは充実した生活を得るが、22歳の時にマグナスに気に入られヴァンパイアにされる。
性格は破天荒かつ奔放で、派手好き目立ちたがり屋なやんちゃ王子。
「夜明けのヴァンパイア」の主人公。25歳の時にレスタトに見初められヴァンパイアになった。
レスタトの伴侶であり彼とはある種の共依存関係にある。内省的で優しく、一番人間に近いとされる青年。
5歳という若さで、レスタトとルイによってヴァンパイアにされた少女。
成長していくにつれ精神と体のギャップに苦悩する。
レスタトの実母、家族中で唯一の彼の理解者であった。
結核で死にかけているところにレスタトによってヴァンパイアとなる。冒険が好きでヴァンパイアとしての第2の人生を楽しんでいる。
鳶色の髪の冷静な美青年。マリウスよって奴隷の身分から救われ17歳のころにヴァンパイアになった。
マリウスとは師弟関係を超えた仲だった。彼と離ればなれになった後、パリでカヴンを持つようになる。
古代ローマ時代より生きるヴァンパイア。
40歳の時、ドルイド僧に攫われ彼らの神と言われたヴァンパイアによってヴァンパイアにされる。
呪われし女王アカシャとその夫エンキルの守護者。若きヴァンパイアたちのまとめ役存在。
マリウスよってヴァンパイアになった女性。マリウスを深く愛している優しく芯の強い美女。
「夜明けのヴァンパイア」で登場したインタビュアー。
このことがきっかけでヴァンパイアに強い憧れを持つようになる。
とある件でレスタトと出会い、友人となる74歳の英国紳士。
レスタトのヴァンパイアになる誘いを拒み続けるが・・・
最初のヴァンパイアであり呪われし女王。レスタトのことを気に入っている。
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第2巻『ヴァンパイア・レスタト』の最後の方で、レスタトがルイと和解した時。 「(昔一緒に住んでた家を)昔と全く同じようにしてあげる」とレスタトが言う箇所があって、ルイは「その必要はない」と断るんですが、その後同居を始めたルイが『昔置いてたのと似た椅子を探しまわっている』という1文が出てきたのを見てから、私の中では「ははあ、やっぱり改装したんだな」と何となく思ってしまいました。(さらにその後、あばら家のままの描写が出てきたような気がしなくもなくもない) というわけで、家を改装したレスタトと施工業者の話です。 実はもっと長いレスルイ話の序文として書き出したものなので、あまり中身は無いですが、、、いつか続きが書けたら良いなと思いつつ、単品として公開致します。2,181文字pixiv小説作品カインの印
2003年09月28日 「レスタトとルイのファーストキス」がテーマです。レスタトのストーカーチックな所が出ているといいのですが。ルイは飲んだくれ、レスタトは一方的にラブになってます。ひたすらルイラブ、ルイ命なレスタト氏。相手が酔っているのをいいことに唇まで奪う。ルイにそれ以上イタズラしたかどうかは、自分にはどうも書けないので、どうか皆様で各自、自由妄想してやって下さい。 ネタ元は「ヴァンパイアレスタト」下巻 P410~411の一文から。ルイについての一文。 「彼の純真無垢さにはわたしはいつも脱帽せざるを得なかった。たとえ我々に背をそむけようとも神はまだ神であり、この小さい絶望的な世界にも天罰と救済がしかるべき位置をしめているという奇妙なブルジョワ的信仰を彼はいまだに抱きつづけていたのだった」から。 ここだけ取り出すと難解な文章ですね…。具体的にはどういう意味なんですかレスタトさん。ともかくルイは家庭環境の影響か、レスタトの数倍は信心深かったと思われます。もっとも現代のルイは昔ほど真摯に神と向き合ってはいないようですが、インタビュー中「ロザリオが大好きだ」と言ってるくらいなんだから、信仰を捨てたわけではないと思います。 ところで当時ルイ25歳、弟さん15歳。10も下の弟だったのですね。そりゃ可愛がっていただろうなぁ…。9,410文字pixiv小説作品MY DARK LORD
インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア、及び原作小説のヴァンパイア・クロニクルシリーズの二次創作です。 レスタト×ニコラ エレーニ×ニコラ レスタトとの愛情と、離別にいたるまでのニコラの話。 魔女の遺跡での決闘。 ラブラブありダークシリアスあり。21,768文字pixiv小説作品- MEMENTO MORI
MEMENTO MORI 1
『肉体泥棒の罠』終盤。レスタトと喧嘩別れしたのに、その数日後にはルイと2人でレスタトを待っていたデイヴィッドの空白の数日間を埋めたい妄想。 レスタトはほとんど出てきません。 原作の描写を拾いきれておらず、設定に矛盾が山ほどあると思います……すみません。5,221文字pixiv小説作品 永遠の始まり【レスタト幼少期妄想・オリキャラ注意】
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