概要
『カードキャプターさくら』に登場するクロウカードの一種。アニメ版オリジナルのカードであり、原作には登場しない。
英語名は「THE VOICE」、漢字名は「声」。
実体化するとハーピー(腕や下半身が鳥のようになっている魔物)を思わせる少女の姿を取る。
人間の声に関係する能力を持つ点や、知世に深く関わった点などで「歌」と共通している。
ただ、「歌」が気に入った相手の歌声をコピーするのに対し、こちらは気に入った相手の声を奪ってしまう。そのため、声を奪われた相手は話すどころか、ちょっとした声を上げることすらできなくなる。
性格は少々厄介で、気に入った声は全て盗まなければ気が済まない。
更に、一度声を奪った後はそれを取り返されないように隠れてしまうため、探し出すことは難しい。
作中では
クロウカード編
第37話「さくらと消えた知世の声」で初登場。コンクールへ向けて練習に励んでいた知世の声を奪ってしまう(冒頭の花見で知世が歌っている場面、桜の木の上に「声」らしき姿が確認できるため、この時知世の声に目をつけたと思われる)。
さくらは直前にカードの気配に気づいたが、間に合わなかった。
その後は隠れてしまっていたため、さくらや小狼もなかなか見つけ出せずにいた。
しかし小狼が、知世の歌声をコピーしている「歌」を使うことを思いつき、見事知世の部屋におびき寄せることに成功。さくらたちに気づいた「声」は逃げようとするが、小狼の護符で退路を断たれ封印された。
封印直後、奪った声は無事知世の喉に戻っている。
さくらカード編
第53話「さくらとパニック自転車」にて、クロウカードの魔力が失われることを恐れたさくらがまとめて変換した数枚のうちの1枚が「声」である。