概要
演:ピエール瀧
1967年11月9日生まれの38歳。陸上自衛官・三等陸佐。
非常に職業意識の高い優秀な自衛官。レンジャー資格を有し、アジア冬季競技大会バイアスロンでは男子1位の成績をおさめた。理想に流されない現実主義者で、多少偏屈なところもある。
過去に沖田宏とバディを組んでいた。
ゲーム開始から2年前、「三隅郡直下型地震による"羽生蛇村大規模土砂流災害"」の被災地救助任務のために一藤二孝や当時バディだった沖田宏らとともに現地に派遣された。ヘリコプターで羽生蛇村へ向かい、唯一の生存者であった四方田春海を発見・救助したが、この際、三沢は羽生蛇村の怪異の一端に触れてしまった。その影響から、三沢は幻覚や悪夢に悩まされるようになるが、まっとうな現実主義者である彼は他人に打ち明けたり相談したりすることができずに一人で抱え込む。
怪異の影響から異常行動が見られ、自分の写真が掲載されている広報誌に自分に向かって伸びる手の絵を執拗に描き込んでいる(アーカイブNo.057自衛隊広報誌「まごころ」)。
精神高揚剤と思われる薬(処方されたものではないが、違法でもない)を服用して精神の安定を保っている。
SIREN2
物資輸送訓練のためヘリコプターに搭乗していたが、夜見島付近で怪異に巻き込まれ、現在地を見失い機体が急降下、さらにはパイロットが急死するという異常事態に陥る。三沢と沖田は機体を立て直そうと苦闘するが虚しく墜落、三沢と永井を除く全20名弱の隊員が死亡した。この死亡者の中に最高指揮官であった一藤二孝も含まれていたため、三沢は非常事態に対し臨時の指揮権を宣言し、永井とともに行動を開始する。
三沢は夜見島の怪異に対し非常に冷静に行動しているように見えるが、実際は己の幻覚や悪夢が現実化していく恐怖に怯えている。そのため、怪異や岸田百合、矢倉市子などの本性を見抜くことで、己の幻覚や悪夢の本質を理解しようと彼なりに努力していた。
しかし、怪異に対して異常なほど冷静に見える態度や永井の顔に実弾入りの銃を突きつけて撃つふりをするという冗談では済まない悪ふざけ、一見怪異とは無関係に見える岸田百合や矢倉市子に執拗に詰問するようすなどが、ともに行動していた永井がもともと三沢に対して抱いていた不信感を助長し、三沢は永井に射殺されることになった。
死亡後は闇人零式となって阿部の行く手を阻む。さらに闇人甲式に変化し、MINIMI軽機関銃を装備して永井と戦うが敗れ、直後に現れた堕慧児に喰われる。
なお、闇人化したあとにも三沢であるかのような言動をとっているため、相対した永井も勘違いしているふしがあるが、三沢の死体を殻とした闇霊が殻の影響を受けてそういった言動をとっているだけで、「死んだ三沢が闇人として復活した」というわけではない。
武器は照準眼鏡を装着した64式小銃(狙撃仕様)とMINIMI軽機関銃。自衛官であるため素手でも戦闘可能。
戦闘防弾チョッキ着用。