「俺たちは壊すことしか頭にねえ!! だからこの島壊すんだよ、何か間違いがあんのかよ」(紫)
「そんなこと知るかボケ」(青)
「そこまで考えてる訳ねぇだろ!! そこに気付け!!バカが!!!」(赤)
概要
マスターバートのがん細胞が具現化した怪物。外見は紫色の肌と三つの頭を持ったコブラの人形で、白目と黒目が逆転したかのような不気味な目を持つ。「竜」と名前は付いているものの実際は蛇のキャラクターらしい。壊すことが本能の生物で、イロスマ島中に毒を撒き散らし破壊活動をしていたが事態を重く見たマスターバートによって応急処置として迷宮の奥地にある壺に封じ込められていた。この三頭竜を倒すことがSm6章のミッションだったのだが...?
人物
後述の通りひとつの頭ごとにそれぞれ固有の必殺技、性格を有している。紫色の頭によると彼らは兄弟関係のようだが、頭同士の仲はかなり悪く、事あるごとに喧嘩しては仲間割れ寸前の状態になることもしばしば。三頭竜の頭は共通してイロスマ島に対する生まれながらの破壊衝動を持っており、そのために自分の居場所が無くなっても構わないというかなりの破滅思想の持ち主。ちなみに好物はねずみ。作中ではマコトとピカチュウを食べようとしていた。
紫色の目の頭
一人称は「俺」。「シャーッハッハ!」と笑う。
最初に登場した頭。ツノが生えているのが特徴。常にハイテンションで騒々しい暴れん坊で、イロスマメンバーを甚振りながら嘲笑うなど極めて好戦的で残虐なサディスティック気質の持ち主。イロスマメンバーの事をやたら舐めきっているのか、本気を出さず油断して舐めプする傾向があり、イロスマメンバーの猛攻で追い詰められて慌てるなど迂闊な面も。鬱陶しい性格からか同胞である赤色の目の頭からは怒られる事が多いが、飄々とした態度で受け流している。
赤色の目の頭
一人称は「俺」。
2番目に登場した頭。粗暴かつ短気な乱暴者であり、「ぶっ殺す」と口癖のように連呼するなど常に腹を立てている。だが、脳筋というわけではなく状況判断力・思考回路共に優れた狡猾な戦略家で、他の頭に怒りながらも指示を出して援護するなど根はかなり冷静沈着な頭脳派。戦闘では敵を素早く瞬殺する事を信条としている為、舐めプしがちな紫色の目の頭の事は忌々しく思っている様子。
青色の目の頭
一人称は「僕」。
最後に登場した頭。寡黙かつ物静かであまり目立たず、性格に難がある他の頭に比べると大人しく影が薄い陰キャラ。性格に反して大食漢でもあり、イロスマメンバーを好物として食べようとする事もある。常識的な所もあり、他の頭に静かにツッコミを入れるなどアクティブさを持つ。
戦闘能力
毒・煙幕・麻痺などの状態異常技で周囲を汚染し、敵をじわじわと追い詰める戦法を得意とする。全体的に広範囲を一度に攻撃できる攻撃範囲の広い技をそれぞれ有している。3体の頭による連携技は単純にして強力で、この特性故に慣れないうちは長期戦になる。一方で一つの頭につき出せる技は決まっているのでどの頭が行動するかをきちんと見極めれば攻撃を避けるのは不可能ではない。作中では封印から解放されたばかりで体がなまっていたらしく、イロスマメンバー相手に中々攻めきれない様子を見せた。爬虫類の人形ということもあってか、涼しい場所が大好きで熱い場所だと動きが鈍くなる。 作中ではフィンターが洞窟を冷却したおかげで封印から解放され戦えるようになった。 また、マスターバートのがん細胞としての特性で、マスターバートの作ったものなら何でも破壊することができる能力を持っている。
技
- 噛みつき
相手に噛みつく攻撃。頭が三つあるので三人まとめて攻撃できる。
- エネルギー弾
紫色の目の頭が使用する攻撃。口から相手めがけて砲弾のようなエネルギー弾を放つ。 また、力を溜めればその分強力なエネルギー弾を放つことも可能。 しかし、イモムシロボの攻撃により誘爆してしまい不発に終わった。
- 煙幕
赤色の目の頭が使用する攻撃。口から煙幕を出して相手の視覚を奪う技。
- 光線
青色の目の頭が使用する攻撃。目を光らせた後に怪光線を放つ。喰らうと痺れてしばらくの間動けなくなる。
- ラッシュ攻撃
地面に潜って敵の真下に移動し、三つの頭で連続攻撃を繰り出す。
- 毒ガス
紫色の目の頭が使用する攻撃。口から猛毒の息を吐いて攻撃する。喰らうと猛毒に犯されてしまう。
補足
- 名前の由来は特になし。モチーフは巳。
- 実はイロスマ図鑑曰く一番最初に考えた獣似隊らしい。