中岡艮一
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なかおかこんいち
明治から昭和にかけての日本の国鉄職員、陸軍職員。
1903年(明治36年)10月12日〜1980年(昭和55年)10月18日
栃木県出身。実家が貧乏の為に高等小学校を中退して印刷工場の見習い工員となるが長続きしなかったという過去を持つ。
大正時代の1921年、当時大塚駅の鉄道員として働いていた彼であったが、立憲政友会を主体とした原敬内閣の政策に不満を感じ、東京駅にて原敬首相を暗殺した。中岡の上司が原首相に悪感情を抱いており、それに影響されての犯行であるとされる。また、この暗殺事件の1か月前に実業家・安田善次郎が暗殺されており、その事件に影響された手の犯行ではないかとする意見もある。
無期懲役の判決を受けたが、3回の恩赦により1934年に出所し、終戦まで陸軍司令部で働いていた。
この頃、ソ連からの難民のタタール人に出会って興味を持ち、これをきっかけにムスリムとなっている。1941年には満州でイスラム教徒の女性・姜鳳芝と出会い、結婚している。
戦後に帰国し、1980年に死去した。
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