概要
武蔵野アニメーション社長。
丸刈り頭にメガネをかけ、前歯が無いのが特徴。穏やかな性格をしている。
演劇出身で、ムサニの前身・武蔵野動画ではムサニの壁にポスターが貼られている『BUMIN』や『アマゾン白べこ』、宮森あおいが幼少期に再放送を見ていた『山はりねずみアンデスチャッキー』の制作に関わっていた。
TVシリーズ中では社の運営が主な仕事で、現場に直接関わってはいないが、要所要所で助言を与えたりしている。
趣味は料理で、カレーなどを作っては外部の人間を含めたアニメ製作者に差し入れている。
モデルは旧マッドハウス取締役社長で、現MAPPA代表取締役会長の丸山正雄。
主な活躍
『第三飛行少女隊』製作の際、業界内では背景画の巨匠とされる大倉正弘を宮森に紹介したが、大倉の面倒な性格から宮森を困らせた挙句に仕事を受けないことを想定して、大倉の好物を土産に持たせた上に宮森に伝言を伝えて仕事を断れないようしている。
若い頃はヒッピーのような恰好をしており、杉江茂とはこのころからの付き合い。
大倉はアンデスチャッキー制作の際、若手一原画マンだったのを美術センスを彼に見いだされ、背景担当に抜擢された。このために宮森からの伝言で断れなかったのである。
旧社には宮森を連れてアンデスチャッキーの制作資料を見せ、宮森はこれで「アニメを作り続ける理由」を再確認するようになった。
平岡大輔が社内でトラブルを起こした際も仕事を辞めないようにと励ましの言葉をかけ、木下誠一が野亀武蔵との話し合いの席に望むべく出版社に向かう際にジャンゴのような服を用意した。
劇場版(ネタバレ注意)
「タイマス事変」
それはムサニが社運を賭けたオリジナルアニメ『タイムピポポタマス』を制作中、スポンサーが企画に出していたGOサインを急遽撤回し、提携していた出版社側が用意していたデザインが使用できず、制作中止にせざるを得なくなったという事件であった。
本作制作のために彼が集めていた人脈があだとなり、ムサニはこれにより大損害を受け、スタッフ達の精神的ダメージも大きく、ほとんどが社を去ってしまい、その責任を取る形で社長を辞任。
その後は喫茶店を経営しており、宮森からは社長へ復帰するよう持ちかけられたが断っているもアドバイスは出している。