「なんか、自分の家だっていうのに懐かしいわね」
概要
五河士道と琴里の母親(厳密には士道にとっては義母)にして、ラタトスクの母体である『アスガルド・エレクトニクス』の社員。
その存在は当初より仄めかされていたが、海外主張でアメリカに滞在していた為、その人物像や詳細については謎に包まれていたが、『ドラゴンマガジン 2015年5月号』の付録小説『デート・ア・ライブ11.5巻 五河ペアレンツ』にて遂にご本人たちの登場という形で語られた。
ショートカットの髪に釣り目がちな双眸をした堂々とした立ち姿の女性で、気風の良いサバサバした性格(ようは黒リボンを装着した司令官モードの琴里のマイルド版)の持ち主。
その為、周りからは夫の五河竜雄とは女傑と文官、我儘なお嬢様と取れに付き従う老執事の間柄の様だと称されている。
ハイテンションな所があり、士道のことを「しーくん」、琴里を「ことちゃん」と呼び、夫の竜雄を「たっくん」と呼んで現在でもラブラブなご様子。好きな食べ物はカニ。
『アスガルド・エレクトロニクス』においては夫の竜夫と共に顕現装置の開発に携わっており、更に<フラクシナス>の開発に携わる中心チームに所属しており、そういう意味では鞠亜の母親的存在でもある。
その為、士道や琴里の背負っている使命や精霊たちの事も承知していたが、臨時休暇で一時帰宅するまでは十香たちの顔を知らなかったため(本人は彼女たちにあるまでは、メルヘン世界の住人と同じく小っこくて可愛らしいものと思っていた)、ファーストコンタクト際は互いに面識がなかったこともあり、とんでもないことになってしまった…。
ちなみに士道には自分たちの仕事についての詳細を伝えていなかったため、彼はこの事を知らなかった。
また、彼が行っている任務の詳細までは知らないようで、士織姿の士道の姿を知った際は流石に困惑していた。
ただし、命の危険が伴う事やデレさせて霊力を封印することは承知している模様(そんな危険な任務に就く彼の事をどう思っているかは分からないが…)。
本編では18巻の30年前の過去のシーンで登場しており、そこで旧姓が穂村(ほむら)だったこと、崇宮真那のド親友で、根っからの世話好き&チュパチャプスが好物(この部分は娘にも受け継がれている)。
更に将来の夫となる竜雄とは少なくとも高校生の頃から付き合っていた事など、さり気なく物語の重要なシーンで登場している。なお、その際にとある少女と顔を合わせた事があるようだが、1度きりの会合であった為なのか、あるいはその人物によって記憶処理された為なのか、自分の息子(養子)と親友の真那の兄が同一、というより同じ容姿であることには気づいていないと思われるが、詳しい詳細については不明。
関連項目
八坂頼子:実年齢以上に若々しい主人公の母親かつ肉親を栄養素に喩える人物繋がり(遥子は「シドニウム」と「コトリン」、頼子は「ダンナ酸」と「ムスコニウム」)。