概要
CV:藏合紗恵子
原作第6巻「美九リリィ」にて登場した男嫌いの百合精霊・誘宵美九と接触すべく、〈ラタトスク〉の面々により女装させられた五河士道の姿である。
元々士道の顔が中性的だったことに加え、その道に詳しい人々が手伝ったことで、顔見知りすら欺く仕上がりになっている(ただし、肉親である崇宮真那は勿論、十香と折紙には一目で見抜かれた)。この姿になる過程で、士道は高いメイク技術を会得し、単独での女装が可能になっている。なお、声は喉に付けた変声機で女声に変えている。
後に七罪を攻略する際、メイク程度で人が変われるわけがないと思い込んでいる彼女にメイクの凄さを教えるため、嫌々ながら再度この姿になっている(実際彼女から「変態」呼ばわりされ、ひどく落ち込んでいた)。
短編では、琴里に対する失言への罰として1日中女装させられ、このまま学校にも通わされた。とある人物たちの女装した姿同様、余りにも高スペックのために裏路地で襲われそうになったこと(しかも男だと明かしてもオールOKだと言われる始末)やネットに画像が流失した時は小さな嵐を巻き起こした事もあり、更に芸能関係者もスカウトしようとした程の容姿だったりする…。
まさかの○○
作中時系列においてこの姿が最初に登場したのは短編での琴里の誤解から生じた妄想の中だったが、その姿は普通の女子の下着姿であった。
そして第12巻「五河ディザスター」において、霊力暴走によりハイになった士道を止めるためにヒロインたちがキスを迫ろうとした際、士道は七罪の変身能力を自分に使って士織の姿に変身したのである。それも外見だけでなく肉体そのものまで。
女装を嫌がる普段の士道なら絶対にやらないであろう行為、そして「自前の胸」を自慢する士道にまんまと翻弄され、結局琴里たちは彼を取り逃がしてしまった。
ゲーム『或守インストール』では鞠奈が用意した「非日常デート」のシチュエーションに琴里とその義妹になった士織の姉妹百合があったりする。
精霊〈ドッペルシドー〉士織
『アンコール8』でとある人物が作り出した夢の中の世界にて、士道の夢に現れた存在(おそらく夢の世界の性質故美九、折紙、二亜の思念が士道の夢に混ざった事が出現の原因)。
当然ながら本来の士織とは別人で、肉体も少女のもの。
メイド服と魔法少女のコスチュームを併せたようなデザインの霊装を纏っている。
天使は、魔法少女のステッキと布団叩きを折衷した形状の〈究極侍女〉(シルキー)で、決め台詞を言う事で強烈な威力の光線「シルキートゥインクルハートアタック」を放つことが可能である他、食材を最適な状態に加工できる万能包丁形態【美味礼賛】(タバツフ)に変化させることが出来る。
性格は「少女として育った士道」と言っても過言ではないもので、趣味・嗜好や行動傾向はほぼ士道と同じ。
「シルキートゥインクルハートアタック」については、士道はもしハマった対象が変身ヒロインアニメだったらこんな感じのオリジナル必殺技を考えて練習していたかもしれないと内心冷や汗をかいていたりする。
余談
前述の通り女装のクオリティ自体は非常に高く、美九にその正体がバレたのは士織との勝負に負けた美九に力尽くで手籠めにされかけた為。
使用している髪飾りは実は十香から過去にプレゼントされたものだったりする(店員の勘違いでプレゼントの品が女物の髪留めになった)。
タグ付けについて
上記のように五河士織は、女装した姿と女体化した姿の2種類がある。
しかしながら女装(男の娘)を好む層と女体化(TSF)を好む層は、必ずしも重複するとは限らない。
このため肉体は男性のままの士織は女装や男の娘のタグを、肉体が女性になった士織は女体化ないしTSFのタグを別途つけてくれると親切である。