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人間まがい

にんげんまがい

山崎ハコの1979年5月21日に発売されたオリジナルアルバムで6曲目に収録されているが、CD化されているのは「きょうだい心中」「呪い」「誰が呼ぶ」「人間まがい」「"地獄"~心だけ愛して~」。 山崎ハコの持つおどろおどろしさ、不気味さ、という点で一番楽しめるアルバムであり、先述のタイトルだけで絶叫モノの名曲が並んでいる。 そのため、このアルバムのCD化を希望する人も多い。
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曲解説

1.誰が呼ぶ

静かなオルガンの音色、沈みきった様なイントロ。典型的な暗いギターの弾き語り、

行き場のない居場所のない、生きる術も奪われた様な、実はとても暗い歌。

下記の曲が図抜けすぎて「普通」に聞こえるが、切々と歌い上げる雰囲気はこの世の物ではない。

2.きょうだい心中

これは滋賀に伝わる盆踊りの歌だというのだが、テーマは「兄弟姦」。

舞台は京都の西陣町、兄のモンテンは妹のオキヨに恋をし、「わしの病気は一夜でなおる 二つ枕に三つ布団 一夜頼むぞ妹のオキヨ」と迫る。

そこでオキヨは「私には惚れた男がおります。その男を殺したのなら女房になりましょう」と約束をし、

妹はその男に変装し、兄に殺されるというというどろどろの愛憎劇。

この内容が問題あったのか、放送禁止歌に認定されているが、CD化はされてある。

3.ムラサキの花

4.からす

山奥の寒村を思わせるうらぶれた風の音で始まるこの歌、歌い出しカラス声が「泣く子はどこじゃい カァ」。さらにそれに答えるのが「さらっていこかい カァ」。

ほとんど、なまはげ、八つ墓村、姨捨山、楢山節考といっていい。

おそらく大分日田での少女時代の影響なのか、どこか山岳民族的というか、山深い貧しい寒村のような因習深い陰気な不気味さがある。

この系譜として「さくら」「雪の道」といった曲があるが、これはほとんど決定打といっていいもので、ラストの赤子の泣き声など強烈である。

5.呪い

2002年7月7日放送FNS27時間テレビ「みんなのうた」の企画の一環としてちびまる子ちゃんに彼女が出演。

本人役として出演し、劇中で「ヨコハマ」を歌ったほか、特別EDとしてこの曲が流れた。

6.人間まがい

社会に対して嫌気がさし自殺して成仏できなかった幽霊の歌。そんな幽霊はどこかこの世に未練があるようで、「みんな私が見えないのかい 見向きもしないで」と愚痴ったり「安心しなよ 怖がらないでよ 幽霊じゃないよ」と語る。

7.暗闇

この曲では、石化したかのように暗闇で声出せずも身動き取れない様子が描かれている。

ところで石化はこのキャラもされている。

8.三つの花

ほとんどスキャットで「うーーーあーーー」と唸っているハコも怖いけれども、歌詞も「白い花 生れた 赤い花 咲いた 黒い花 落ちた」といいきって曲はカットアウト、まるで井戸の底のような水音が聞こえて終わる。

9."地獄"~心だけ愛して~

堕ちていく ああ 堕ちてゆく」の部分がおどろおどろしく、まるで二人揃って愛欲の無間地獄にまっさかさまに堕ちるような不気味なラストナンバー。


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山崎ハコ 放送禁止歌 呪い 幽霊 半人半霊

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