概要
「人間たる者、故郷のみが墓の場所ではない。自身の望みをかなえるためには故郷にこだわらず、広い世の中へ出て活動するべきである」という意味のことわざもしくは慣用句。
「人間」は、本来「じんかん」と読み、「人の世」を意味するが、現在では「人間(にんげん)」の意味としても解釈されている。
「青山」(せいざん)とは「人が死んで骨を埋める場所」「墳墓の地」という意味。
語源
江戸時代末期(幕末)の浄土真宗の僧侶、月性(げっしょう)の詩『將東遊題壁』が由来とされる。
英訳
A true man is found in his place everywhere.(真の男はどこにでも自分の居場所を見つけられる)