『法の裁きから背を向けた以上は……首謀者も、またこちら側の人間だ』
「ならば我々の流儀で……ケジメをつけてもらう!」
『何人も、己の罪からは逃れられない事を、教えようじゃないか』
「さあ裁きの時間だ……外道」
「喋るな、空気が汚れる。貴様が自分の行いを悔いていない事はわかっている」
「私は黙れと言ったぞ」
「うるさい! 右腕はあと二箇所残ってるんだぞ」
「ならば……その薄汚い命で償え」
対象
ホームレスの夫妻を襲い、「ゴミ掃除」と称して依頼人の妻を殺した上、替え玉を警察に突き出し罪を逃れその様子をネットに投稿した資産家の息子の大学生に執行。
概要
かのイエス・キリストを処刑する際にも使用されたと言われる有名な処刑法。罪人を十字架に拘束した後、両手首と肘の関節および両足の甲に釘を打ち込み、十字架を立てた後に両腕にかかる自重によって罪人の両肩が脱臼。さらに自重で肺や心臓が圧迫されることにより呼吸困難に陥り、血中酸素濃度は低下し、心筋の疲弊を経てそのまま死に至る。
経過
今回伊集院は罪人が更生の余地が微塵もないとして(モザイク処理をしていたとはいえ、自分達がホームレスを殺すところを嬉々としながら配信していた)、尋問もせずに処刑した。
古代ローマの記録では罪人が死ぬまでに2~3日かかったとされているが、現代人の体は古代人よりも軟弱なせいか、劇中で磔刑に処された罪人はもっと早く絶命した模様。
モデル
「岐阜市ホームレス夫婦殺傷事件」の犯人。未成年ということもあり実名報道は避けられたがネットではすぐに犯人が特定された。
あとがき
日本でも戦国~明治時代初期にかけて磔刑が行われていた。
余談
この刑はあまりにも残酷すぎるとして、ローマの市民権を持つものは免除されていたという。日本でも戦国時代から明治時代にかけて行われていた。但し、衰弱死させるのではなく、槍で脇腹を刺し貫いて失血死させた。