概要
「この世に怖いものなど 俺にはない」
CV:阪口大助
江戸へ向かう客船「そらりす丸」の乗客の一人。腰に二本の刀を携えた怪しげな侍。
同じく乗船していた薬売りらと共に「竜の三角」と呼ばれる怪の海域に入ることになる。
物静かで口数も少ないが、薬売りの持つ退魔の剣に強い興味を抱き、それが鞘から抜かれることを期待している。
実は過去に100人以上を斬って捨てた人斬りで、船に乗船したのも斬った者の亡霊の影に怯え江戸へ逃亡するのが目的であった。「海座頭」にはその本心を見透かされ、過去に斬った亡者の幻覚を見せられた挙句、愛刀・九字兼定を折られてしまう。
登場期間は短いものの、その不気味な外見や斬り殺した亡霊に怯えるギャップ、
演者の阪口大助氏の怪演などから、妙にインパクトが強い。
容姿
海藻のようにうねった黒い長髪の隙間から大きく開いた目を覗かせた青年。
衣装は紫色の着流しで、両頬や首筋をはじめ全身に生々しい刀傷がある。