概要
CV:高月彩良
中学1年生の女の子、青みがかった黒い瞳をしている。
風景や人物の絵を描くことが趣味。
昔は明るくよく笑う普通の女の子だったが、現在は他人とコミュニケーションをとることに対して臆病で、学校でも大人しく仲の良い友人もいない。
必要以上に他人(特に同年代)を警戒してしまう節があり、ストレスが限界を超えるときつい本音を口に出してしまうこともある。
常に他人に壁を張っている自分は誰からも好かれず嫌われていると思い込んでおり、他人の良心でさえ「余計なお節介」だと感じてしまう自分自身にも強い嫌悪感を持っている。
両親は幼い頃に交通事故で他界しており、母方の祖母に引き取られるも僅か一年で祖母は病死してしまう。
現在は養親である佐々木夫妻に引き取られ、養父と養母の頼子と三人暮らしをしていた(作中では養父は出張中)。
だが、ある事実(下記参照)を知ってからまともに口をきくことがなくなり、心を開くことができずにいる。
両親や祖母が自分を残して死んだことを恨んでいる。
自分が孤独なのを自分自身が目に見えない魔法の輪の外側にいるからだと考えており、その失望を作り物の表情である「ふつうの顔」をして隠そうとする。
病弱で喘息を患っており、夏休みに入ると同時に療養のために養親から離れて、頼子の親戚の大岩セツとその夫の清正が暮らしている田舎の海辺の町で過ごすことになる。
そこで「湿っ地屋敷」のマーニーと出会うことになり、彼女と友情を育むがマーニーの正体は…。
境遇は原作に沿っているがモデルとなった原作の「アンナ」は日本人ではなく、イギリス人。
杏奈は映画化するにあたって舞台を日本の北海道に変更したことにより生まれたオリジナルキャラクター。
関連イラスト
関連タグ
思い出のマーニー アンナ 杏奈 マーニー 佐々木頼子 喘息 ジブリヒロイン 悲劇の主人公 悲劇のヒロイン
外部リンク
この先、作中の根幹に関わるネタバレを含みますご注意ください |
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杏奈の心を閉ざすことになった事実とは、養父母たちが孤児を養育していることで自治体からの給付金を受け取っていることだった。
夫婦は、罪悪感と傷つけたくなかったことから長らく杏奈に黙っていたが、終盤、頼子からその事実と給付金があろうとなかろうと杏奈を娘として大切に思っていることを告げられ、マーニーとの友情を切っ掛けに成長した杏奈は受け入れ、和解した。
そして頼子が見つけた杏奈の祖母の遺品に「湿っ地屋敷」の写真から、マーニーの正体が判明する。
マーニーの正体は両親の死後に杏奈を育ててくれた母方の祖母であった。
年老いたマーニーが幼い杏奈を寝かしつけるときに話した昔話を元に杏奈が作り上げた空想上の友達とも、「湿っ地屋敷」に住み着く物の怪や幽霊ともとれる存在であった。
杏奈の黒目が少し青みがかっているのは外国人のマーニーの父およびマーニーからの遺伝であった。(マーニーはハーフであり、母親はクォーター、杏奈はワンエイスである)
原作のアンナはマーニー(本名マリアン)の母、マリアンナから名前を一部貰った名前である。