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このままの二人でいたい。――だけど、この先を見てみたい。


概要編集

CV:茅野愛衣


やがて君になる』の登場人物であり、外伝作品の『佐伯沙弥香について』では主人公。

遠見東高校の二年生であり、生徒会副会長に就任する。

成績優秀スポーツ万能容姿端麗、七海燈子に並ぶ秀才であり、自他ともに認める七海燈子の一番の親友。


高校の入学式で七海燈子に一目惚れして以降、膨れ上がる好意は胸中に隠したまま、彼女を傍らで支え続けている。


大きな門と庭がある家に住み、週に一回お花の稽古に通う生粋のお嬢様。

俗な言い方をすれば、主人公である小糸侑恋敵ということになるわけだが、その一言ではとても言い表せない活躍をする人物。


視力が弱く、外出時はコンタクトレンズを使用しており、就寝直前は眼鏡っ娘。


人物編集

気品と自信に満ち溢れた振る舞いを取り、プライドも高め。しかもそれに見合う努力を怠らず、これを苦とも思わない正真正銘の傑物。

大抵のことはそつなくこなし、特に勉学においては際立って優秀で、成績においても燈子に次ぐ2番を常時キープしている(燈子に1番を譲るため加減している可能性もある)。

強気な振る舞いからとっつきづらい印象があるが、実際本人も悪戯に距離を詰めることは好まない。


一方で恋をするとどこまでものめり込んでしまう。

相手に徹底して染まろうとするタイプで、一度恋に落ちると趣味趣向はおろか振る舞いまでが相手の期待に応えるべく変容してしまう。

そのため失恋した際のショックもかなり大きめで、中学時代一年交際した相手と破局した際には、二度と恋をしてやるものかと固く決意していた。


その決意を横顔だけで吹き飛ばしたのが七海燈子である。

失恋の悲嘆も後悔もどこへやら、再び恋の深みにはまった今の沙弥香は、七海燈子のために学生生活の全てを捧げていると言っても良い。

生徒会に入った理由も七海燈子に誘われたというのが全て。


しかしながら、燈子が他者からの好意を嫌う性格であるために、彼女への気遣いと、自身が拒絶されることの恐れもあって、燈子に好意を打ち明けないでいる。


燈子と急速に距離を詰める侑に対しては嫉妬を向けているものの、燈子を変化させることができる人間として期待している部分もあり、燈子の過去につながるヒントを与えたり、侑が行う燈子のための策謀を手伝ったりと手助けをする場面もある。


関連人物編集

一番の親友であり、想いを寄せる相手であり、とても厄介な人。

七海燈子に急接近する危険な後輩だが、自分とは違う影響を燈子に与えてくれるという意味では期待をしてもいる。

高校近くの喫茶店の店長。生徒会副顧問の箱崎理子と交際する同性愛者であり、燈子に関して葛藤を重ねる沙弥香の相談相手となる。

大学に進学した後の物語を描いた、『やがて君になる 佐伯沙弥香について3』の登場人物。沙弥香が大学2年生の春、陽がベンチで泣いていた時、たまたま知り合った。その後、2人は付き合うことになる。本編では名前だけ登場している。


関連イラスト編集

沙弥香



関連タグ編集

やがて君になる 百合 レズビアン


樽見(安達としまむら)中の人繋がり。ほかにも、百合作品において主人公の素知らぬ所でヒロインと三角関係になっていることも共通する。

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