作品解説
『俺ではない炎上』は、浅倉秋成による日本の小説。
2022年5月に双葉社より刊行され、2024年6月に双葉文庫より文庫化された。
全く身に覚えがないながらも、Twitter(現X)で「女子大生殺害犯」として犯行を自慢していたとされ、瞬く間にネット上で炎上の目に遭ってしまったサラリーマン、山縣泰介が、警察やYoutuber等の追っ手から逃亡し、真犯人を暴き無実を証明する一部始終を描く。
登場人物
- 山縣 泰介(やまがた たいすけ)
大帝ハウス 大善支社 営業部長。ある日突然、ネット上で「女子大生殺害犯」とされて炎上に遭う。
- 山縣 芙由子(やまがた ふゆこ)
山縣泰介の妻。化粧品通販のコールセンターでパートをしている。
- 山縣 夏実(やまがた なつみ)
山縣泰介の娘。
- 住吉 初羽馬(すみよし しょうま)
大学生。Twitterで「女子大生殺害犯」の犯行現場と思しきツイート(現ポスト)を発見する。
- 堀 健比古(ほり たけひこ)
女子大生殺人事件を捜査する警察官。大善署刑事課 巡査長。
- 六浦(むつうら)
堀健比古とともに事件を捜査する警察官。県警捜査一課 巡査長。
- 野井(のい)
山縣泰介の部下。
- 青江(あおえ)
山縣泰介の取引先、株式会社シーケンLIVE(リヴ)の営業担当。
- 江波戸 琢哉(えばと たくや)
山縣夏実のクラスメイト。ニックネームは「えばたん」。クラスの中心的な存在ではないが、委員会の仕事などは率先してこなす責任感の強い性格。
- 篠田 美沙(しのだ みさ)
女子大生殺人事件の被害者。