概要
宇宙から降ってきた隕石に付着し、地球に侵入したアメーバ状の生物。
その名の通り、光を放っている。色は不明だが2004年アニメ版では蛍光グリーンとなっている。またその体は放射能を帯びているためガイガーカウンターで捜索が可能。弱点は高圧電流。
岩や木、パトカーなど様々な物体に擬態することができるほか、人間に取りついて水分を吸いつくしてミイラ化して殺害し、その人間になり替わることもできる。基本的にしゃべらないが高圧電流を浴びせられたときは悲鳴を上げていた。
とある村で次々と殺人事件を引き起こし、ガイガーカウンターを取りに行った本田警部補を殺害して成り代わり、その夜に自分を捕まえようとした鉄人の操縦者である正太郎の家に侵入するなどある程度知能もあるようである。
その後は鉄人に追われて山田野ロボット工場に侵入。設計図をしまおうと戻ってしまった作業員の柴野を殺害して彼になり替わり、工場のロボットを操って鉄人を襲わせたが、高圧電線に触ってしまい感電し苦しんでいたところで高圧電流が弱点と見抜かれ、工場の高圧電流を執拗に浴びせられついに動けなくなり、山岸宇宙研究所に輸送された。しかしそれでもなお生きておりケースの中で増殖を始めたが、それに気づいた山岸博士によって高圧電流を流され今度こそ倒された。
最後まで正体は不明だったが、「いつか人類が宇宙に行ける日が来ればわかるかもしれない」と〆られている。
2004年版
原作同様宇宙から飛来し、自由自在に変身したり生物の水分を吸収してミイラ化して殺害することもできる。
戦前、とある村に落下した隕石に付着しており地下壕の中へ閉じ込められたが、同じく閉じ込められていた「戦時猛獣処分」を経験した元動物園飼育員の八木勝裕と出会い、彼がどこに住んでいて、そして戦争中動物園の動物たちを殺してきたというつらい経験をしてきた事を聞かされることとなる。
だがいつのころからか自らを八木であると思い込むようになり、八木を殺害し彼になり替わっていた。
鉄人との戦いでは巨大なゾウの姿に変身し、片腕を絞めつぶすパワーを発揮したが原作同様高圧電流に弱く、八木の姿で鉄人につかまり、起動するときの放電を浴びたことで感電死した。
忌の際に八木(物体)が見たのは、かつての動物たちの姿。その視線は自分たちを殺した憎しみではなく、これから永遠に罪を背負っていかなければならない八木を心配してのものだった。