概要
荒川弘の漫画「銀の匙」に登場する八軒勇吾と御影アキのカップリングタグ。
八軒は御影に好意を抱いており、彼女をきっかけに馬術部を入部する。それ以降、夏休みに彼女の実家に住み込みでバイトをしたり両親にすら言えなかった馬関連の仕事につきたいと言う本音を打ち明けられたり大学進学を決意した彼女の勉強を見たりするなど徐々に彼女との距離を縮めていく。
一方で御影は出会った当初から推薦入学の多いエゾノーに一般入学をした八軒に興味を抱いており何かと気をかけていた。当初は一人のクラスメイトとしてしか見ていないように思えたが彼が吉野と不純異性交遊を噂された時や他の女子生徒から呼び出された時に無表情になったり持っていた物を落とすなど動揺をする素振りを見せていたことがある。ちなみに前者の場合常磐の勘違いで、後者の場合はベーコンを譲ってほしいと頼まれただけ。
このまま平行線を辿っていきそうかと思われたが、駒場の実家である駒場牧場の離農と彼がエゾノーを退学した際に、御影が思わず八軒に対して告白まがいの台詞を言い出そうとしたことから八軒のことを異性として意識をしている模様。
このように今のところ二人はお互いに気づいていないながらも相思相愛の仲となっており、周囲からも公認状態(御影の父を除く)となっているものの、八軒は彼女の父から「手を出したら殺す」と警告されてしまい告白すらできずにいる。一応告白をしようとしたりそれなりのアプローチをしているのだが、彼女の朴念仁な性格と一部生徒の邪魔などで果たせていなかった。
その後、八軒が御影の大学進学をサポートすることになり、勉学の苦手な御影を八軒が懸命に支え、見事推薦入試枠を獲得して合格を果たした。
折を見て改めて互いに気持ちを打ち明け、晴れて恋人同士となった。
なお御影の父の睨みがあるため、告白時のキスからまともにイチャイチャできていないのが実情。
大川先輩からの邪魔立てもたまに入るため、なかなか進展がないのが互いに悩みともなっている。
双方とも生真面目なのもあって一線は超えておらず、長く健全なお付き合いが続いている模様。
最終話では結婚する意志もあることを八軒がロシアに渡った駒場に明かしているが、自身と大川の経営する農業支援企業「銀匙」の軌道が安定していないことを理由に先延ばしにしている。