概要
北海道根室振興局管内、野付郡の町。根室海峡に野付半島が伸び、国後島を望む。現在は鉄道路線はないが、1989年まではJR標津線が存在した。
本町の属する根室地方は北海道の中でも気象条件が厳しく、漁業が行われた海岸部は早くから開けたが、内陸部は相次ぐ冷害に見舞われ開拓は難航した。内陸部の開拓が本格化するのは昭和に入ってからである。
現在は酪農や畜産が盛ん。飼育されている牛の頭数(令和3年2月1日現在)は乳牛11万679頭、肉牛7769頭、合計11万8448頭。牛が町の人口(15180人)を遥かに上回っている。
町名
アイヌ語の「ベッ・カイェ」(川の折れ曲がっているところ)に由来する。
その読み方について、住民の間では「べつかい」と「べっかい」が混在している。2008年当時の町長はどちらの読み方でも認められるとした上で、町の公文書などでは別海村時代に道に届出した従来通りの「べつかい」としている。
町内の企業
町内には乳製品メーカー等の工場が多い。代表的なものは
など。