概要
にじさんじに所属するライバーは、登録者数・周年記念や本人の希望により、デビュー時の服装以外の衣装が実装されることがある。本項では、2019年デビューの加賀美ハヤトのものについて取り上げる。
なお、実装済み以外にも、2024年7月現在4種類の衣装が進行中。ただし進行中のものが全て出揃うまでに2～3年かかるとのこと。リスナーは気長に待とう。
2D衣装
以下の衣装はlive2dで実装されたもの。
配信毎にこまめに着替えてくれるので、どれも目にする機会が多い。
上から実装順。特に記載がないものは、冬臣氏による仕立て。
5万人記念衣装
プライベート風。ワイシャツ（タイ無し・タイ2種）とTシャツ（無地・『超合金』・『花金』）の2種類×3パターンの6差分。
加えて、イヤモニ、眼鏡（銀縁）、TCGカードを持つ手が実装。地味に髪形もラフに崩している。
初発表は配信切り忘れを装った上でのゲリラであり、当時のコメント欄は阿鼻叫喚と化した。
主にカードゲーム配信時に着用している。
SMCイラコン衣装
リスナーから公募した同期3人お揃いの衣装。
3種用意されたコンセプトの中で、『天使と悪魔』部門が採用された。加賀美ハヤトは天使担当。
神父のようなベスト姿に、黒〜白のグラデーションカラーのロングブーツと白地のパンツを合わせている。羽織っている白いロングコート・ストラは着脱可能。天使の輪（本人曰く自社開発ドローン）と、長髪を肩口で結んだ髪型、白手袋が実装された。
デビュー1周年記念も兼ねたお披露目であり、配信冒頭では天使の輪のみを写して初配信の見返しを行った。ゆらゆら悶える輪っかのみの配信画面は非常にシュールである。
方向性に違いはあれど、主人公や登場キャラが理不尽な目に遭わされがちなゲームでよく着用している（『塊魂』、『NieR』等）。彼の天使に対する価値観がよく分かる。
2023年12月のにじさんじアプリアップデートの際、天使の輪が水平回転する仕様に変更された。この時は本人も着脱以外で制御ができず困惑していた。
TYPE F
2020年にZepp福岡にて行われた『shout the rainbow』のキービジュアルにて着用していた軍服衣装。『F』は福岡の略。
2021年5月22日の実装にあたって、上記のバツムラアイコ氏の原案に冬臣氏の手が加わり、多少ブラッシュアップされた。
赤のロングコートに赤の制帽、黒の手袋を着用。差分として三揃いのスーツ→サスペンダー＋シャツまで脱ぐことができる。また額を出した髪型も実装された。お披露目配信では、リスナーより印象が幼くなる、（シャツ姿と合わせて）体罰してそうな教師などの感想が聞かれた。
軍服要素が強いためか、実装直後にプレイした『HIT MAN』など、プレイヤーキャラが政府やそれに準ずる組織に所属しているゲームでの着用が多めな印象。
類似として『LET IT BURN』のPV衣装、および、にじさんじ5周年記念で発売されたタロットカードのイラスト衣装がある。
和服
2022年3月30日、「加賀美インダストリアル」本社横の空き地に新しく建てた配信部屋と同時に実装された衣装。
配信部屋は大正モダンを連想させる瀟洒な作りであり、衣装の方もシンプルな中にセンスが光る。
右胸元と左裾に和柄を入れた黒の着流しに赤い帯を締めて、模様を織り出した赤地の裾回しを使った黒い羽織を着ている。
丸眼鏡に加えて、今回も額を出した髪型が実装された。少し分かりづらいがこちらは後ろ襟を小さく束ねている。
Twitterでの本人の自撮りの通り、『龍が如く』シリーズで多く着用されている。
ROF-MAO衣装
所属するユニット「ROF-MAO」の衣装。
公式チャンネル『ろふまお塾』内にて公開された。
メンバー４人のテイストを揃える意味もあってか、この衣装は冬臣氏の手によるものではないと思われる。
髪型は通常より跳ねのおとなしい真ん中分け。赤いネクタイに灰色のスーツなのだが、ジャケットの上に羽織っている上着がアシンメトリーな変形型。ネクタイの上に「加賀美インダストリアル」の社章を付けている。ちなみに初めてのピアスを着用していない衣装である。
性質上、彼にしては珍しく配信でほぼ着ない衣装……と思われたが、『風雲ボクシング物語』最終回にて着用。当時のろふまお塾OPで毎回パンチしていた繋がりらしい。
以降も「誰かがソロ配信とかで普通に着てないと他の3人が使いづらい」という理由で度々着用している。
冬服
2023年3月18日にお披露目されたプライベートの冬服。
黒セーターに灰色のチェスターコート。
クラッチバックとスリーブ付きの紙カップ（コーヒー入り）を持っている。
髪型は長めの前髪をおろしたもの。
全体的に大人しやかである。
なお、この衣装で蝶結びができるようになった報告と共に、初めて紐靴が実装された。
ダイカガミ
2023年7月31日、『夏の新衣装大発表会』に公開された衣装…と言うか新形態。
正式名称：KI-31-7BS ダイカガミ。なんと加賀美インダストリアル謹製（設計担当・KURI）のロボットである。
なお、サムネのTYPE B.SはBiggest Sizeの略。有志によると、背中に背負ったハンマー装備（C.E.O.、通称"かがみびらき"）込みで大体22〜24m（装備なしの場合は本人申告21～22m）。おそらく全ライバーの衣装の中でも、花畑チャイカに次ぐサイズであると思われる（チャイカはその場で最も身長の高い相手より1cm高くなるため）。
加賀美本人はデフォルトのスーツ姿で機体右手にちんまり載っている（きちんと表情・仕草も変わる）他、機体に乗り込む事も可能。 搭乗によって真の力が解放されて、ハッチオープンの形態変化・発光ができるようになるが、声を張る必要があり社長がメチャクチャ疲れるので持って4～5秒。
コラボ配信での初お披露目は不破のラジオ体操。手のひらに不破を同席させている。
そしてゲーム配信との相性は悪く、サイズが大きくて画面の6分の1を占めてしまうのでピクミン4の配信でゲーム画面を割と隠してしまった為にちょっと乗っただけで降りた。ほぼ全編搭乗したままとなった事例はACVI初回配信など。
そしてにじさんじフェス2023では、なんとフォトスポットとしてダイカガミの手の上に乗れた。
Live2Dから3D化をすっ飛ばして立体化は初であり、順番待ちは最大180分待ちにまで延長する事態に。
ゴシック衣装
2024年7月3日、デビュー5周年記念を兼ねたお披露目となった衣装。
貴族、あるいは某狩人を彷彿とさせる黒×赤のロングコート、羽根が添えられた帽子（着脱可）、黒手袋にロングブーツのセット。合わせて実装された髪型は左目隠れの前髪が特徴的な長めのサイドテール。
さらにオプションとして椅子(キャスター付き）に足を組んで座ることができる。
お披露目翌日、『エルデンリング』DLCプレイ時にさっそく着用している。
3D衣装
ここでは2020年に実装した通常衣装の3D以外を取り扱う。
ROF-MAO衣装
上記の2D衣装版に先駆けて、2022年開催の3マンライブ『Aim Higher』にて披露された。
意匠は上記2D衣装に倣う。現在上記ライブの『一撃』映像、およびYTFF2023の『I wanna! You wanna!』の映像がYouTubeにて無料公開されている。
共通衣装
初出は2022年開催の『FANTASIA』。
にじさんじライバー全員の統一衣装であり、男女それぞれ上下3×3のパターンが用意された衣装に固有モチーフを1つ入れたもの。
彼の場合は上・藍のマント＋ショートジャケット＋コルセットベストに、下・藍のパンツ＋白ストール＋藍ブーツ。モチーフは胸元に加賀美インダストリアルの社章をつけている。
なお、上下同じ組み合わせのライバーには、現在葛葉とセラフ・ダズルガーデンがいる。
ROF-MAO2周年衣装
2024年開催のROF-MAO・1stライブ『New street,New world』にて披露された。
所属するユニット「ROF-MAO」の2周年記念の際、発売されたグッズなどで使用した衣装を3D化したもの。
髪形はやや左側に寄せたかきあげ前髪。
黒いＶネックインナーに、灰色のパンツを着用。ゆったりめのジャケットには白地に赤や灰色の差し色が入り、意匠として端々にベルトがあしらわれている上に、首元にも黒のチョーカーが巻かれている。
彼にしては珍しく、足元はスニーカーであり、全体的にスポーティな衣装と言える。
ダイカガミ
なんと、上記の2024年開催のライブ『New street,New world』のアンコールにて、上半身のみ・ROF-MAOカラーの塗装にて3Dで登場。
手のひらの上に乗ったまま「I Wanna! You Wanna!」を歌う加賀美は必見。
