概要
和歌山県の中高一貫校~大学の芸術学部マンガ学科ストーリーマンガコースへ進学、卒業。
- 2006年、『帰って下さい。』で第71回(平成18年度上半期)手塚賞入選。
- 2008年には、『ジャンプスクエア』(集英社)にて『ハイド博士の実験ノート』を発表、そのわずか2か月後に同誌にて『帰って下さい。』を原案にした『貧乏神が!』を連載開始。
- 2010年『貧乏神が!』がVOMIC化。声優を決める際、2日間で全話を観たほどのファンである『交響詩篇エウレカセブン』の三瓶由布子、名塚佳織を希望したところ、実際に起用される(桜市子役⇒名塚、紅葉役⇒三瓶)。
- 2013年、同誌にて『双星の陰陽師』を連載開始。
- 2012年に『貧乏神が!』、2016年『双星の陰陽師』がアニメ化された。
作風
代表作である『貧乏神が!』と『双星の陰陽師』は、共に神仏習合や陰陽師といった日本の宗教要素を押し出した和風エンターテインメント的な傾向が強い作品となっている。
持論
2021年12月27日付けのツイートにて、
「漫画はキャラを動かすもので作者の意図は入ってはいけない」
「物語が作者に動かされてしまうとキャラが死ぬ」
といった漫画論を展開した。(こちら)
より具体的には、
- 良い流れ
・各キャラクターが作者の意図に振り回されずそれぞれの意思で行動選択する「一人歩き」の状態。ただし、中心はあくまで主人公(であるべき)。
・ストーリーの大筋は「あらすじ」程度。実際の物語はキャラに動かしてもらう。作者の意図はなるべく表に出さない。
・そのためには、主人公やヒロイン、ストーリーなどのメインとなるものは情報量が多ければ多いほど良い。
- 悪い流れ
・作者の意向が強すぎると、作品の内容が世界観や個人の思想といった作者の言いたいことが中心になってしまう。
・この結果、キャラの発言が作者の代弁と化すなどして「キャラが死ぬ」。
……として、「どんな些細なリアクションもキャラの個性が出る部分なので、テンプレになってはならない」と結論した。
このツイートに対して多数のユーザーから「具体的にどんな作品が該当するかイメージできてしまう」という感想が寄せられることになった。