半駝廢
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はんだはい
半駝廢は、台湾の人形劇「霹靂布袋戲」の登場人物。
半駝廢は「霹靂布袋戲」の初期に登場した鍛冶師の老人である。名剣の作り手であり、偉大な武術家であり、禅の教養を持つ賢者であった。
葉小釵の師として、また、一生の後悔として語り継がれる存在。
リメイク版の「霹靂英雄戰紀之刀說異數」にも登場する。
半駝廢は、みすぼらしい外見の刀剣鍛冶の老人である。伸ばしっぱなしの白髪(初登場時は灰色のアフロ)と無精ひげに、簡素な黒い服をまとっている。
天南山にある茅葺小屋に住み、日がな一日槌を振るっている姿からは想像もつかないような強力な武功と深い教養、名剣造りの技を持っている。
飄々と武林の荒波をかわす一方、弟子に師匠と呼ばせない偏屈なところも見せる。
蕭竹盈を巡って一劍萬生と決闘することになった葉小釵が、剣の師を探している途中で病に倒れたのを助ける。その際、葉小釵の師になろうとする人物を次々殺していた一劍萬生の目を欺くため、葉小釵の両手の骨を槌で砕くという大胆な行動を取る。
一劍萬生が去った後、半駝廢は葉小釵の手と病を治療し、「探」「自謙」「必勝」そして「無心」の極意を伝授する。
その理由を半駝廢はただ「縁」だと語っていたが、葉小釵が歐陽上智の配下として正道をはずれて行くと彼を失うことを恐れるようになり、葉小釵の一家団円を条件に素還真の歐陽上智討伐に協力する。
しかし、そのために葉小釵との関係に溝が生まれ、それを埋められないまま魔域に操られた黑白郎君に殺されてしまう。
彼の死の瞬間、天南山には血の雨が降り注ぎ、半駝廢と仲直りしようと山を登っていた葉小釵が異変に気づいて駆け出したときには全ては手遅れになっていた。
- 公式人物資料(半駝廢)※中国語
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