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概要編集

称号:軒龍(けんりゅう)


霹靂布袋戲」シリーズの登場人物。「霹靂驚濤」で活躍した。

六百年前の武林に名を残した、絶代の鍛冶師。凄腕の技術と洞察力から、名剣を鋳造してきた。

葉小釵の魂が過去の世界に迷い込んだ際、彼と深く関わっていく……。


プロフィール編集

性別
初登場霹靂驚濤 第9章
根拠地劍廬
宿敵長日錕鋙(敵にして友)
友人江鷗子
弟子賀紹鴻
その他葉小釵
創造名神劍

人物編集

十甲子(六百年)前の武林に存在した、絶代の鍛冶師。普段は劍廬で平凡な隠居生活を送る。

剣を作る際に、自分の真気・心力・命元を削って鋳造している。命を込めて作った剣ゆえ、作品は自身の血肉に等しい。その強いこだわりから、作った剣はすべて名剣であり、「軒龍絶品」と称えられた。


職人気質な性格で、鍛冶の技術のみならず、理念を自負する固執な一面がある。その性格から、弟子の賀紹鴻が不満を抱き、最終的に決裂してしまう。その後、賀紹鴻が死んだことを知り、嘆く場面が見られる。厳しさの裏には、弟子思いな気持ちが込めていた。


賀紹鴻の死後、剣族の異端者・長日錕鋙と出会い、互いを認め合える友人になる。凌絕頂は認めた剣士に、自身が作った名剣を贈る習慣がある。名剣を長日錕鋙に贈ろうとした時、彼こそが弟子を殺した元凶と知り、憤慨する。長日錕鋙が申し出た剣技の対決を受け入れた。


長日錕鋙との対決にて、一流の剣術を披露し、長日錕鋙に勝利する。その際に、自分が作った名神劍を地上に刺した。「名神を抜き、敗因を悟れば、お主と吾、初めて本当の一戦が交えられる」と言い残し、その場から去った。それから数百もの年月が過ぎ、長日錕鋙は名神劍を抜けられずにいた。


19年後編集

対決に勝利した後、凌絕頂は毎年に、天山で凍結された賀紹鴻の遺体を見に行く。それから19年が経ち、今年も天山で嘆く。その時、葉小釵の魂がタイムスリップして、賀紹鴻の遺体に憑りつく。弟子を氷の中から救出し、葉小釵と初めて出会う。


葉小釵の存在に驚きつつ、元の世界に戻るよう協力する。奔走する中、葉小釵の素質を見抜き、弟子として扱うようになる。葉小釵も凌絕頂と一緒にいる間、懐かしさと親しみを感じた。亡き賀紹鴻の因果を断ち切るため、葉小釵は凌絕頂と行動を共にする。


関連タグ編集

霹靂布袋戲 霹靂驚濤


葉小釵

関連リンク編集



































ネタバレ編集

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※以下、「霹靂驚濤」終盤のネタバレがあります。






凌絕頂と葉小釵は因果を断ち切る中、掌劍峰に囚われた。脱出するために、葉小釵に名剣の作り方を教える。葉小釵は一対の刀剣を鋳造し、その斬撃で、二人は脱出に成功した。脱出後、凌絕頂は葉小釵に、一対の刀剣を作って贈ろうとしていた。名前も考え済みで、それぞれ「陰鳳刀(いんほうとう)」「紫凰劍(しおうけん)」と名付けた。


陰鳳刀と紫凰劍は、葉小釵の亡き師匠・半駝廢が初めて彼に贈った武器。


今、葉小釵の目の前にいる「凌絕頂」と名乗る男こそ、亡き師匠の若い頃の姿である。


すべてをわかった瞬間、葉小釵の魂は賀紹鴻の体から離れ、元の世界へ戻っていった……。

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