凌絕頂
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りょうぜっちょう
台湾の人形劇「霹靂布袋戲」の登場人物。
十甲子(六百年)前の武林に存在した、絶代の鍛冶師。普段は劍廬で平凡な隠居生活を送る。
剣を作る際に、自分の真気・心力・命元を削って鋳造している。命を込めて作った剣ゆえ、作品は自身の血肉に等しい。その強いこだわりから、作った剣はすべて名剣であり、「軒龍絶品」と称えられた。
職人気質な性格で、鍛冶の技術のみならず、理念を自負する固執な一面がある。その性格から、弟子の賀紹鴻が不満を抱き、最終的に決裂してしまう。その後、賀紹鴻が死んだことを知り、嘆く場面が見られる。厳しさの裏には、弟子思いな気持ちが込めていた。
賀紹鴻の死後、剣族の異端者・長日錕鋙と出会い、互いを認め合える友人になる。凌絕頂は認めた剣士に、自身が作った名剣を贈る習慣がある。名剣を長日錕鋙に贈ろうとした時、彼こそが弟子を殺した元凶と知り、憤慨する。長日錕鋙が申し出た剣技の対決を受け入れた。
長日錕鋙との対決にて、一流の剣術を披露し、長日錕鋙に勝利する。その際に、自分が作った名神劍を地上に刺した。「名神を抜き、敗因を悟れば、お主と吾、初めて本当の一戦が交えられる」と言い残し、その場から去った。それから数百もの年月が過ぎ、長日錕鋙は名神劍を抜けられずにいた。
- 公式人物資料(凌絕頂)※中国語
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