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卍カマイタチ

まんじかまいたち

『変身忍者嵐』第3話『怪人!卍カマイタチ‼』に登場する化身忍者。なお石ノ森章太郎『新 変身忍者嵐』(希望の友版)第2話にもカマイタチの化身忍者は登場する。
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CV:池水通洋


概要編集

イタチの妖怪として知られるカマイタチをモチーフとする化身忍者。

なお、血車党下忍が化身忍者に改造されたシーンが明確に紹介されている唯一の例でもある(後述)。

旧武田家の隠し金山の在処が隠されているという金の狛犬を見つけて日本征服の軍資金集めに役立てる、合わせて、そのために邪魔な村人たちを排除することを目的とする。


組み合わせると卍型になる鎌を武器とすることから『卍カマイタチ』の名があるが、作中では一貫して『カマイタチ』と呼ばれていた。

イタチの特性を持つことから、口から毒煙を吐いたり、毒粉を撒く『血車忍法しびれ殺し』を使うなど、毒煙を使うのを得意技とする。


他にも全身の関節を外して体を縮め、鞠のようになって相手に襲いかかる『血車忍法イタチ車』という技もある。


狛犬を捜しているところを太郎という少年に目撃されてしまい、血車党の目的を知った(と思い込んだ)太郎少年を追いかけていたところ、太郎少年がちょうど出会ったタツマキたちに助けを求めたことにより、卍カマイタチたちとハヤテたちとの戦いがはじまることになる。


その後、卍カマイタチが太郎の両親を人質にとり、ハヤテたちに人質と狛犬の交換を要求し、これに応じたハヤテを罠にかけ、なぶり殺しにしようとする。


が、ハヤテは脱出に成功すると、あらためて卍カマイタチに戦いを挑んだ。


紆余曲折の末、変身忍者嵐と卍カマイタチとの滝の上での最終決戦となり


そして卍カマイタチは嵐の嵐秘剣影うつしに敗れた。


とはいえ金山の在処を示した地図も結局はどこかに喪われてしまい、話はそこで一件落着となる。


血車党下忍から化身忍者へ編集


テレビ版本編中で血車党下忍が化身忍者に作り変えられるシーンが登場するのは、この卍カマイタチだけだが…


少なくともハヤテの血車党時代の親友だった山彦小次郎(死人ふくろう)は、ハヤテに対して化身忍者になった動機を


「俺は貴様を憎んでいた。腕は互角でも、身分が違っていた」


と語っており、小次郎自身の血車党における身分が高くなかったことをうかがわせている。


ハヤテの血車党時代の身分が、例えば中忍以上と考えたとしても


小次郎自身の身分は下忍だった可能性は高い。


だとすると


血車党においては下忍が地位向上のために化身忍者になることを志願していたという流れがあったのではないか?


と思われる。


卍カマイタチもその一例だったのかもしれない。


なお、変身忍者嵐においては、例えば仮面ライダーシリーズなどとは異なり、一般人を拉致してきて怪人に改造するというような事例は一件も確認されていない。


また卍カマイタチの場合は大きな壺の中の液体に下忍を漬けておき、最後にその液体に薬を投入することで化身忍者となるという方法が作中では描写されているが


山彦小次郎が化身忍者になるにあたって取られた方法は、これとは異なる。


石ノ森章太郎漫画版『新 変身忍者嵐』について編集


石ノ森章太郎による漫画版変身忍者嵐には『少年マガジン版』の場合、テレビ版と共通すると思われる化身忍者は一例も確認することが出来ないが

(猿、狐、蜂、獺など同じ動物をモチーフとしたものはいくつか確認できる)


『希望の友版』の『新 変身忍者嵐』の場合には名称もほぼ同じ『カマイタチ』という化身忍者が第2話に登場する。

鎌や毒煙などを武器とするところもテレビ版と同じだが、タツマキたちの危機を救うために現れた変身忍者嵐にたいした抵抗をすることもなく、あっさり首を斬られて絶命する。

(もっとも、この第2話の場合、メインの化身忍者が別にいるのだが)


関連項目編集


変身忍者嵐

改造人間

カマイタチ

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