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「俺の名は化身忍者カワウソ。またの名を顔盗みのカワウソとも言う」


概要

変身忍者嵐』第20話『みな殺し!忍者大決戦』に登場する、化身忍者

カワウソの顔に、岩のようなゴツゴツとした肌の体を持つ。

名前通り、他人の顔を写し取る『血車忍法・顔盗み』を得意とする。なお術の工程は対象の顔を粘土状の物体に押し当てて型を取り、それを自身の顔に押し当てるというもの。

諜報活動中には血車下忍と同じ迷彩柄の忍び装束を纏うこともある。

諜報向きで白兵戦は不得手、と思いきや、無刀取り『逆旋風』などの技を使いこなす武闘派な一面もある。


作中では血車党にとって邪魔者となる江戸の伊賀忍者を一掃するため、『伊賀忍者全滅作戦』を実行。江戸の伊賀忍者に血車忍者との総力戦による決闘を持ち掛けたのち、密かにリーダー格であるタツマキを捕獲。

その顔を『血車忍法・顔盗み』で奪いタツマキに成りすまし、ハヤテや伊賀忍者達の懐へ近づく。その後、ハヤテを谷底に突き落とす、血車忍者との決闘に赴く伊賀忍者達に毒を飲ませ弱体化させるなど暗躍した。

だが捕らえたタツマキにとどめを刺そうとした直前、生きていたハヤテに見つかってしまう。咄嗟に「偽物を捕まえた」と言い繕うも、誤魔化せないと判断したのかすぐに逃走したために正体がばれ、ハヤテに偽の顔を叩き切られて正体を晒すことになった。

ハヤテとの戦闘では『無刀取り』で刀を受け止め、逆にへし折り、変身した嵐との決戦でも必殺の『旋風切り』を『逆旋風』で受け止め無効化するという、意外と武闘派な一面を披露した。

再度『無刀取り』で嵐の刀を受け止め「どうした嵐」と勝ち誇るも、直後に嵐の『指目潰し』(そのまま文字通りの技)を受けて怯んでしまう。

その隙を嵐に狙われ死亡―――――というわけではなく、激痛にもがき苦しみながら立ち上がると、視力を奪われ負けを悟ったのか、口に毒薬(爆薬?)を含みそのまま自爆してしまった。

なお作中では最後の化身忍者であるが、話の中で特に触れることはなかった。


余談

上記のセリフの通り、『顔盗みのカワウソ』はあくまで通り名であり、化身忍者としての名前は『カワウソ』だと思われる。次回予告でも単に『カワウソ』と呼ばれている。

おそらくは動物のカワウソではなく、伝承における妖怪としてのカワウソがモチーフと思われる。妖怪のカワウソも人間に成りすまして化かすという共通点がある。


関連項目

変身忍者嵐

化身忍者

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