CV:峰恵研
人間態(村人):杉山俊夫
概要
箱根に偽の関所を作ってそこに集まった人々を拉致し、血車党の新しいドクロ館建設のための労働力とする作戦の指揮を執るカラスの化身忍者。
更にその作戦の補助と、変身忍者嵐打倒のために血車魔神斎が魔力によって復活させた十人の化身忍者(後述)達のリーダーも務める。
鉄をも貫く嘴が武器で、その嘴で相手の目を抉り出す『血車忍法 にわかめくら』という必殺技を持つ。
また、気球に乗って上空からカラス爆弾を投下し、箱根の関所を示す標識なども、それで爆破した。
(箱根の関所そのものを爆破した方が江戸幕府も困るのでは?、という突っ込みはおくとして)
『にわかめくら』で、関所に潜入してきたタツマキの目を抉り出してしまう。
だが、抉り取られたはずのタツマキの目は、タツマキ自身が嵌め込み直して元通りにしてしまうという、あり得ないような凄さ。恐るべし、伊賀忍法。
「一晩じっとしていれば良くなるわ」by:カスミ
その指揮下にあった十人の化身忍者も、ほぼ嵐によって討ち果たされた。
(何故か毒蛾くノ一のみ嵐に討たれたシーンは映像として存在しないが…)
最終決戦では嵐の『秘剣 影うつし』に代わる新必殺技『旋風斬り』に敗れ、その首を刎ねられてしまう。
化身忍者の多くは死ぬと自爆するのだが、この人喰いガラスは死亡時にもなぜか自爆することなく、その刎ねられた人食いガラスの生首を見ながら剣を収める嵐という珍しいシーンが映像として残されることになった。
再生化身忍者について
テレビ版の再生化身忍者は毒うつぼ、不死身マシラ、オニビマムシ、ネコマンダラ、死人ふくろう、トゲナマズ、毒蛾くノ一、カマキリガラン、吸血ムカデ、オバケクラゲの十人である。
予告編ではそれまで登場した十三人の化身忍者が全員復活するかのようなアナウンスがなされていたが、事実は十人だけだった。
「カラスの卵で作った気球を使い、日本征服を企む血車党の化身忍者十四体!」
(第14話の予告編で流れたナレーションより)
従ってテレビ版では卍カマイタチ、ドクモリバチ、ゲジゲジ魔は再生化身忍者としては登場しておらず、人喰いガラスも含めて十一体の化身忍者登場となっている。
石川賢の漫画『変身忍者嵐外伝』に登場する『人食いカラス』(人喰いガラスではない)と再生化身忍者たち
第4章『人食いカラス』で登場。
テレビ版の『人喰い』から文字変更された理由は不明。
(発表されたのが少年誌である『冒険王』だったからか?)
箱根地獄谷での血車魔神斎の放った雷撃を受け、それまで変身忍者嵐に倒された化身忍者十三忍が一斉に甦る。
十三忍は恐らくテレビ版に登場した化身忍者と同じものと思われるが、作中で名前が出てくるのはトゲナマズ、オバケクラゲ、卍カマイタチのみ。それ以前の第3章までに本作に登場したネコマンダラ、死人ふくろう、吸血ムカデ、カマキリガランを合わせても、名前がハッキリわかるのは厳密には七忍まで。
いずれにしても、その指揮を任された「人食いカラス」と共に、箱根のどくろ館に向かったというハヤテ一行を迎え撃つために十三忍も一斉に向かう。
これを受けてハヤテも嵐に変身して決戦となり、十三忍は嵐の旋風斬りで一網打尽にされるが、タツマキとカスミ、ツムジが人食いカラスによって人質とされてしまう。
が、煮えたぎる溶岩の中をハヤブサオーに乗った変身忍者嵐は強引に乗り越えてタツマキ達を救い出し、気球に乗って空から攻撃する人食いカラスを必殺技の『秘剣 影うつし』によって叩き斬る。