CV:市川治
「人呼んで、残酷忍者ネコマンダラ、ニャーッ!!」
概要(テレビ版)
自ら『残酷忍者』を名乗る猫の化身忍者。
部下の失敗には情け容赦なく、実際に任務に失敗した下忍をその場で斬り殺している。
刀や槍を使う以外にも鎖鎌を駆使し、鎖鎌の爪を相手に投げつける投げ爪という技を使う。
また、その髭を手裏剣代わりに使うことも出来る。
血車党の開発する人間がつかまって誘導する『飛竜星』という(現代風に言えば)ロケット弾を開発していた留吉という技術者の息子である小太郎を拉致して人質とし、留吉に更なる開発を強要しようとしていた。
が、下忍たちが小太郎をさらっていこうとするところをハヤテたち一行に見つかり、下忍たちは斬られ、辛うじて一人が逃げ出すところをタツマキとカスミが追跡する。
下忍が隠れ家に入ったのを追うタツマキとカスミだが、そこでネコマンダラが登場し、結果として二人は捕らえられてしまう。
また、タツマキたちを追ってきたハヤテとツムジ、小太郎たちも、怪しげな霧の中で下忍たちに襲われた後、声をかけてきた留吉(に化けたネコマンダラ)によって小太郎とツムジを捕まえられてしまう。
なんとかツムジだけは取り返したハヤテは、その後もネコマンダラたち血車党と一進一退を繰り返しながら小太郎を助け出そうとする。
一方、縛られていた鎖を強引に焼き切るという見事な忍術で脱出に成功したタツマキとカスミは飛竜星の実験場に潜入し、留吉を救い出すことに成功する。
が、小太郎は取り戻せず、その小太郎は血車党によって飛竜星に縛りつけられ、ついに発射、子供だけを行かせまいと留吉もしがみついて、そのまま飛竜星と共に飛んでいく。
ここでハヤブサオーに乗って駆けつけた嵐。
『忍法、嵐の飛躍』で驚異的な跳躍力を見せた嵐は、飛竜星の上から留吉と小太郎を助けだすことに成功。
そのまま軌道の狂った飛竜星は血車党のドクロ館を直撃し、爆発する。
そして下忍たちを斬り伏せた嵐はネコマンダラとの最終対決、秘剣影うつしでこれを斬り、崖から叩き落とした。
第14話で再生化身忍者として登場
第14話で血車魔神斎の力で十人の化身忍者が復活するが、その時にネコマンダラも復活する。
が、ハヤテと分かれて、同行していたカエデという少女と二人きりになっていたツムジをオニビマムシと一緒に見張っていたにもかかわらず、ツムジの焼いていた魚の匂いにうかうかと隠れ場所から出ていきそうになるなどのダメ忍者ぶり。
挙げ句、ツムジたちが用意していた落とし穴に落とされて死亡扱いというだらしなさであり
再生怪人というのは、オリジナルと比べて、いかに弱いかという例証になってしまっている。
漫画版(石川賢(変身忍者嵐外伝))
第1章『ネコマンダラ』に、本作における最初の血車党化身忍者として登場。
技術者留吉の住む村の人々を皆殺しにし、その村に泊まっていたカスミとツムジを襲ったところを、当時は血車党の忍者だったハヤテと父の鬼十に制止され、留吉を連れ出して引き上げる。
このネコマンダラの残虐ぶりを目の当たりにしたハヤテは変身忍者になることを決心し、父の鬼十に改造手術を受けることになった。
その後、父のタツマキと合流したカスミとツムジを襲ったところを、突然現れた変身忍者嵐によって阻止され、タツマキ、カスミ、ツムジの三人は嵐によって助け出される。
そしてネコマンダラの報告によって変身忍者嵐の存在を知った骸骨丸の命令により、鬼十は処刑され、ちょうど駆けつけたハヤテはその場で嵐に変身。
ネコマンダラとの対決となり、これを秘剣影うつしで叩き斬る。