CV:関富也
「血車党、化身忍者、吸血ムカデ。男よ、お前は生まれたばかりの化身忍者の実験人間になってもらう」
概要
血を吸われた人間の血は青く変色してしまい、通常の方法では治療することが出来なくなる。
その治癒のための特別な解毒薬が必要になる。
他に口から炎を吐く能力も持っている。
テレビ版
その吸血により人を操ることが出来る能力により、まず藤沢の宿場町を支配し、それが成功すれば東海道の町を次々と血車党の支配下におくことを目的としていた。
手始めに、その吸血により手下とされた飛脚が旅で出会ったカスミを襲ってきたことからハヤテたちとの戦いがはじまる。
既に藤沢の宿場町全体を支配下に置いていた吸血ムカデだったが、その事実を今一つ有効に生かせないまま、ハヤテ、そして変身忍者嵐との戦いを有利に進めることが出来ず、カスミを人質にとって、いったん退く。
そして江戸の万物先生なる有識者に作ってもらった解毒薬を大急ぎで持ち帰った(まあ、江戸と藤沢は近いから…)タツマキをも捕まえ、海辺にて二人を処刑しようとするが、そこに駆けつけた嵐との決戦となる。
そして嵐の『秘剣影うつし』に敗れた吸血ムカデは、湘南海岸の水平線の向こうに沈む太陽をバックに壮烈な爆死を遂げるのだった。
石川賢の漫画(変身忍者嵐外伝)
第3章『吸血ムカデ』でカマキリガランと共に登場。
体中の触手を伸ばして敵を縛り付ける『血車忍法ムカデしばり』の能力を持っている。
(テレビ版の吸血ムカデにはそんな能力はない)
川に毒を流して下流にある藤川の宿場町を全滅させるというのが血車党の計画。
その様子を目撃した巡礼の妻はカマキリガランの右手の鎌で真っ二つに斬られてしまい、巡礼の夫は血車党に捕らえられ、息子がハヤテたちに助けを求ることになる、
一方で旅するハヤテたち一行は藤川の宿場町を目指していたが、途中の峠で茶屋を見つける。
この峠の茶屋の主人に化けているのは吸血ムカデ。
峠の茶屋で食事をとろうとするハヤテたちに差し出した団子の中へと毒薬をまぜて、ハヤテたちを毒殺しようとするが、ハヤブサオーの鋭い嗅覚によって、その毒の存在を見破られ、正体を現した吸血ムカデは嵐と戦いを挑む。
必殺技である『血車忍法ムカデしばり』でハヤテたちをいったんは縛り上げるものの、ハヤテに嵐に変身する隙を与えてしまい、その嵐の羽根手裏剣と剣の前に敗れる。
そして嵐から血車党の目的を問われたところで
仲間であるはずのカマキリガランが突如現れ、その右手の鎌で仲間であるはずの吸血ムカデを一刀両断に真っ二つにしてしまう。
ここで当時の少年雑誌としても衝撃的ではないかと思われる派手な流血シーンが描写されている。
次の第4章では再生化身忍者として、先に自分を斬り殺したはずのカマキリガランなどと共々に復活するが、嵐の旋風斬りによって、他の化身忍者たちとまとめ斬りにされた。
変身忍者嵐 SHADOW STORMに登場するムカデの化身忍者(百足麗一)
公安部事務官の百足麗一を表の顔とするムカデの化身忍者。
その分身であるムカデを使って攻撃する。
現代に蘇った血車党副首領の骨餓身丸の意を受けて、伊賀忍者タツマキの子孫で伊賀班統括主任の御風イブキを問いつめ、現代社会に蘇ったハヤテの行方を聞き出そうとする。
ハヤテのことを『化身の最高傑作』と呼ぶ。
そして御風イブキを操って伊賀忍中央支部を襲撃するが、ハヤテによってイブキの意識は元に戻り、そして、そのイブキの
「今こそ嵐に」
という言葉によって覚醒したハヤテは『現代の変身忍者嵐』に変身し、必殺の『秘剣・風羽陣』で百足を叩き斬る。
敗れた百足は、もはや人間態となることも出来なくなり、小さなムカデの姿で骨餓身丸(現代の名前は白神照生)の元に逃げ帰り
そして、その骨餓身丸の手で処刑された。