概要
とりとめのない夢、栄華のむなしい事のたとえ。
世の中は夢のように儚いものだということ。
南柯とは南の方に伸びる木の枝の事。
由来
昔、中国に淳于棼という大変酒好きの男がいた。ある日淳于棼が酔った勢いで古い槐の木の下で眠りにつくと、大槐安国の王の娘と結婚して南柯群の太守となり繁栄と衰退を経験し20年の歳月を過ごす夢を見た。
しかし夢からさめると、すべては槐の木の下あった蟻の巣での話で、アリの穴をたどってみると南の枝に通じていて、そこが淳于棼が夢の中で郡守として治めていた南柯郡であった。という唐代の小説「南柯記」の故事に由来する。