南野志保利

みなみのしおり

幽遊白書の登場人物(メイン画像右側の女性)

概要

CV.滝沢久美子/佐藤ユリ(101話以降)

南野秀一としての蔵馬の母親。初登場時は39歳。

長髪の如何にも幸薄的な雰囲気の女性だが芯は強くて優しい人物。アニメ版では原作よりも若く描かれている。

本編開始前

妖狐時代に瀕死の重傷を負った蔵馬が魂の転生先として選んだ人間の女性。

生まれてきた秀一の精神が妖怪の蔵馬であることを知らないまま、夫 (秀一の実父) を亡くした後は彼を女手ひとつで愛情深く育てていき、その影響で蔵馬は人間・南野秀一としての心も持つようになっていった。

蔵馬が9歳の時、彼が棚の上に置いてある空き箱を取ろうとして落として割ってしまった皿の上に落ちそうになった際、咄嗟に蔵馬を庇うが、その代償として自身の腕を負傷し傷跡が残ってしまう。それでも志保利は蔵馬が無事だったことに安堵し、そんな母の愛は蔵馬の心を打つのだった。

ちなみにアニメ版では傷の話は省略されたが、アニメオリジナル回である108話「蔵馬、過去との決別」と2018年に制作されたOVA「TWO SHOTS」では、回想シーンで僅かながら描かれている。

初登場時

パート先で知り合った中小企業の社長「畑中」と交際を始めたのも束の間、急な病気で倒れて入院。その病状は医師も手の施しようがないと診断するほど重症だった。

危篤状態に陥り、死を待つ状況にまで追い込まれるが、蔵馬が母を救いたい一心で盗み出した闇の三大秘宝の1つである「暗黒鏡」に願ったことで病死を免れ、回復。その後無事退院し、健康的な日常生活を送れるようになった。

ちなみに畑中はアニメ版では魔界統一編まで登場しない。

再登場時

暗黒武術会編では、蔵馬の対戦相手呂屠の策略で(当人は何も知らないとはいえ)実質的に人質にされてしまう。

呂屠の使い魔が彼女を密かに尾行し、呂屠の命令次第でいつでも殺害できる状況であった。

なおこの際、畑中とデート（アニメ版では家を出た直後のシーンのみの登場）している。

これにより蔵馬は呂屠に一方的に痛めつけられる羽目になった。

最終的には呂屠が蔵馬に倒されたことで使い魔は撤退して事なきを得るが、状況次第では本当に殺害されていたかもしれなかった。

魔界の扉編では柳沢光成が擬態した偽者を暴く際の浦飯幽助の質問で年齢や今秋に畑中と式を上げる予定であることが判明。彼の連れ子で継子の秀一（蔵馬の義弟）とも良好的な関係を築いている。

魔界統一編では時期を繰り上げて7月に再婚。本来なら幽助も結婚式に出席するはずだったが、魔界に滞在中のため欠席。アニメ版では桑原和真が出席している光景も描かれた。

翌月の8月。蔵馬が魔界に滞在する口実もあって、蔵馬が用意した海外旅行に畑中と共に出発するが、今度は黄泉により、事実上人質にされてしまったが、幸いにも黄泉が改心したことで無事に旅行を終えた。

終盤では、霊界のテロ事件で皿屋敷市とその周辺が異次元砲の標的になったために、蔵馬の指示で畑中と共に避難することになった。

関連タグ

幽遊白書 蔵馬/南野秀一

寡婦