過去の主な台風20号
- 阿久根台風 - 1945年の台風20号。10月10日に鹿児島県阿久根市付近に上陸、中国地方を通過して青森県西方の日本海で消滅した。全国の死者数は377名、特に兵庫県での死者は200名を超えた。
- 1979年の台風20号 - 1979年10月6日にトラック島の南東海上で発生したこの台風は、12日には中心気圧が870hPaと、観測史上世界で最も低い気圧となるなど猛烈に発達した。台風は19日朝に和歌山県白浜町付近に上陸した後、本州を縦断し東北地方から海上に出て、北海道東部に再上陸し、温帯低気圧に変わって再び発達した。この台風は大型で暴風域が広く、ほぼ全国を暴風域に巻き込んだ。北海道東部で漁船の遭難により67人が犠牲となるなど、全国で死者・行方不明者115人、浸水・損壊家屋57,000棟以上の甚大な被害となった。
