概要
人とすれ違う瞬間に悪口、舌打ちなどを行う嫌がらせ。被害者の耳元で囁くように小声ですることが多い。
なお、悪口でなくとも人の近くで何か独り言を言うだけで囁き通り魔認定されることが多い。くれぐれも人の近くで独り言しないようにしよう。
加害者は知人の場合もあるが、知らない人であることも多く、不意討ちかつ至近距離で言葉の暴力を振るう様子が通り魔と似ていることから囁き通り魔と呼ばれるようになった。
前述した通り、至近距離かつ小声で攻撃するため周囲の人間に気付かれないように出来るという非常に厄介な特徴がある上、そもそも加害者本人が無意識に攻撃しており、犯行の自覚がないケースも多い。
当然被害者はイライラする場合が多く、この手口がマイナーなこともあり、まともに相談出来る相手もいないため一人で悩む形になることが多い。
最悪、このイライラのせいで人間関係や仕事に影響が出る場合もある。
特に悪質なものだと、上司やお客様との会話中などの大事な場面でされる場合もあり、被害者は大変苦しむこととなる。
幻聴としてスルーするという対策もあるが、人によっては露骨に目を合わせたり口を動かしたりし、お前に言っているんだアピールをしてくる場合もあるためこの対策が効かない場合がある。
酷い場合にはこっちを見ながらクスクス笑ってくる場合もあるそう。
そもそも大声で普通に友達のように寄ってきたり話しかけてきたりするケースもある。端から見たら他人なのか知人なのか全く分からないので、これも非常に厄介。(リアルでも知人が気付かないか機嫌が悪いかで無視したり他人のふりをするケースはあるため。)
対策
まともな対策はないため現時点では泣き寝入りするか、掲示板に被害を書き込み世間が動くのを待つしか方法がない。
弱そうな人、病人、重度の障害者などの弱者ほど狙われやすく、逆に強そうな人、有能そうな人ほど狙われにくいという説もあるため、後者の人間になるように努力するという方法もあるであろう。また、囁かれた瞬間に攻撃してきた人間を確認する(後ろを振り返る)などの方法も牽制として有効。
また、少し野蛮な方法だがスマホのカメラを一瞬向けるのも牽制の方法として有効。(本当に撮るのは完全に犯罪なのでやめましょう。ネット上に晒すのは論外です。)
牽制してもやめてくれない場合もあるが、これでやめてくれるケースも多いのでやっておいたほうがいいと思われる。
一応、幻聴として扱う、加害者をまともな人間として扱わないようにし言葉の意味を全く真に受けないようにする、囁き通り魔をされること前提で普段から身構えておく、予め心に蓋をしておき何を言われても気付けないかよほどの悪口でなければ心に響かない状態にするなどの対策はあるが、いずれも根本的な対策にはなっていないため一日でも早く社会問題として取り上げてほしいところである。
なお、相手が他の場所に行ってくれない場合は逃げることを薦める。それ以上の追加攻撃を受ける可能性があるため。自分の身を守るのが一番大事である。
くれぐれも攻撃をしてはいけない。下手をすると逆に攻撃が悪化し、本当に生活に支障が出るレベルになる場合がある。あくまでも前述した牽制レベルに留めておいたほうが無難である。
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当記事について
実はこの「囁き通り魔」という言葉は、2022年10月現在インターネット上の一部でしか使われておらず、pixivにおいても当タグを使用した作品は確認されていない。
ニコニコ大百科における同記事にて、「囁き通り魔」という言葉の発生に至るまでの考察がなされている。それによれば、5ちゃんねるの『すれ違い様や通りすがりに悪口を言う醜い人々24』というスレッドへの書き込みが、当記事およびニコニコ大百科での記事の執筆のきっかけとなったのではないか?と推測されている。
実際の書き込み、およびこれに対するレスは以下のようなものである。
0492 おさかなくわえた名無しさん 2021/03/07(日) 18:28:07.14
脳に影響ないならどうでもいいんだけどさ
あれでストレス溜まって悪影響出るからマジで邪魔なんだよあいつら
スレタイ(※編集注 ここではそのまま「すれ違い様や通りすがりに悪口を言う醜い人々」のこと)がどんどん馬鹿になるのはかまわんけどこっちまで巻き込むなよって話だよ
ささやき通り魔とか言われて馬鹿にされてんのしらんだろなあ
0494 おさかなくわえた名無しさん 2021/03/07(日) 19:55:20.15
>>492
ささやき通り魔というキーワードは初めて知った。
誰かニコニコ大百科辺りに記事としてまとめてくれると嬉しいわ。
掲示板でスレタイについて語ることも出来るし一石二鳥。
このやりとりが行われたのは2021年3月7日、そして、ピクシブ百科事典にて当記事が作成されたのは2021年3月14日である(※レスの中で挙げられていたニコニコ大百科は2021年4月11日に初稿が投稿されている)。
当記事を作成したユーザーがすでに退会しているため実際の因果関係は不明であるが、書き込みからわずか1週間ほどで記事が作成されていること、上記のニコニコ大百科の記事でも言及されている通り、少なくとも書き込みや記事作成以前にインターネット上で「すれ違いざまに悪口を囁く」という意味での「囁き(ささやき)通り魔」という表現が使われている痕跡があまりないことから、書き込みの影響を受けて作成された可能性が高いといえる。
囁き通り魔に相当する行動(ハラスメントやいじめの一種として)やそれによる被害が存在しないというわけではないが、少なくとも2022年10月現在では現実社会においても、インターネット上においても、一般的な語彙とは言い難い状況にある。
なお、Google検索ではヒットしにくいものの、現在Twitterでは数十件ほどツイートがヒットするほか、ガールズちゃんねる、Yahoo!知恵袋などのスレッドがヒットすることから、あくまで全く使われていない造語というわけではない。ただし、集団ストーカーと絡めて論じられている(先述した5ちゃんねるのスレッドの議題となっているのはあくまで「個人が個人に向けて行う」問題行動としての暴言である)こともあるため、注意が必要である。