CV:真木駿一『THEFIRSTSLAMDUNK』
概要
山王工業高校バスケ部の監督。作中でも「若い」と称されるも、キャプテンの深津達3年生が1年生の時から無敗を維持し続けている名将。
選手達との信頼も厚く、正念場の時はベンチに座らずしゃがんで試合を見つめている。
詳しい指導内容は不明だがかなりスパルタなようで、合宿では一ノ倉以外は一度は脱走を経験したほど。
功績
インターハイ3連覇中の強豪ながら、ほぼ無名の湘北を侮らず
- 「初戦の入りは大事」と言い大学トップレベルのOBを招集して仮想チームを組む
- 予選からのビデオを集めてしっかり研究
- 三井対策を怠らないと準備は抜かりなく試合中に集中力が欠けた沢北を即座に下げる
- 重大な場面でないタイミングで期待のルーキーを使う
- 桜木のリバウンドが試合を支配してると即座に判断し河田雅史をぶつける
など、非常に采配も優秀。
…だったが、終盤の采配は疑問が残り、
- 三井に大量失点を許しているにもかかわらず松本を残し一之倉を戻さない
- 攻守リバウンドで一切通じない河田美紀男を赤木のマークにつけ続けた
- これではヘルプ前提の兄の河田の負担が莫大であり、オフェンスも戦力外(これは美紀男も理解していた上での起用ではあるが)
- せめてリバウンドでアドバンテージ取れそうな野辺を使うべきであった
- 他にマシな控え居るだろ
と読者からの評価はよろしくない。特に美紀男の投入は、期待の新人だった彼に全国の経験を積ませることも目的であり(遥か格下のはずの湘北がその相手に丁度良いと見ていた)、絶対王者として今大会だけでなく、来年、再来年以降の事を見据えすぎるあまり、今現在の足元が疎かになった点は否めない(湘北が次戦で大惨敗の結果を招くほどに、山王戦に全てを使い切って臨む姿勢だったのとは、ある意味、対照的)。
最後の最後で湘北に逆転負けを喫してしまい、意気消沈の選手達とともにコートを後にした中、選手達に「はいあがろう。『負けたことがある』というのがいつか大きな財産になる」という名言で死力を尽くした選手達の健闘を称えていた。