概要
漫画『SLAM DUNK』に登場するキャラクター。
ポジションはセンター、背番号15。
1年生時点ではやや体格に劣る部分のあった兄と違い、既に身長210cm体重130kgという高校最大級の体格を誇る。桜木花道からのあだ名は、丸っこいので「丸男」。ちなみに、顔は母親似(映画では少し兄の面影が見える顔になった)。
体格に見合わず非常に気弱な性格であり、いつもオドオドしていて兄には頭が上がらず、試合に出場した時も、何故か真っ先に兄に謝って、兄から「まだ何もやってねぇ!」とツッコまれた。
そんな姿を不憫に思っているのか、雅史に虐げられる仲間としての意識なのか沢北からは常に優しいフォローをされて可愛がられている。
プレースタイル
その巨体に物を合わせポジションを奪い取りゴール下をねじ込むビッグマン。210cmの長身+腕の長さでネットやバックボードの底辺に届くサイズと130kgの重量でポジション争いの優位に立ち、手の位置が高すぎてパスカットも敵わず、ブロックはよほどの天才にしか敵わず、シュートを外したところで兄を始めとしたフォローが飛んでくる二段構えでゴール下を制圧しにくる。
実はこのゴール真下まで押し込んでパスを貰いターンしてゴール下。という必殺技以外は本当に何も出来ず、ゴールから離れボールを持つと本当に何も出来ない(本人も何をしていいのかわかっておらず、他にやれる事と言えば幅を活かしたスクリーンセットくらい)。
そのせいで普通のいいポジションすらも美紀男基準ではダメなポジションであり、ゴール真下を取らない限り深津もパスを入れるに入れられない異様な光景が広がって会場に弱点を晒すことになってしまった。
試合ではよく兄に叱られている。
湘北戦で、前半から指を負傷した野辺と交代して出場し、桜木とマッチアップすることとなる。当初はその体格で圧倒してゴール下を陣取って数本シュートを決めるも、桜木にゴール下しかシュート出来ないことを見破られ、さらに急成長した桜木に攻守で圧倒され、自慢のゴール下に行けない事でフラストレーションが溜まり、桜木を押し飛ばすハードファールしてしまい限界と判断され交代。
監督の堂本五郎が経験を積ませるために出場させたが、尻餅をつかされる苦い経験となった。
完膚なきまでの敗北の悔しさでベンチで涙を流していたが、後半で野辺が桜木とのリバウンド争いでKO負けを喫した事で、守備要員としてコートに戻され最後まで出場し赤木のマークマンを担当。
オフェンスではまたも桜木にマークされオフェンスは兄を立てる事に終始し、残りはディフェンスに全力を向ける決意を決めるが、赤木には終始けちょんけちょんにやられて兄に怒声を飛ばされながら尻拭いをして貰う状態で、自慢の巨体を桜木のトリックプレーに利用されるなどいいとこ無しの後半だったが、最終盤では逆転のロングパスを狙う赤木のスローイングをその体躯で防ぎ速攻阻止というファインプレーに近いものを見せた。だが、試合は逆転負けし、出場したメンバーの中で唯一、涙目になって号泣しながらロッカールームに下がっていった。
インターハイ後は兄に励まされながら次の全国を目指し、インターハイを最後に渡米した沢北の穴を埋める活躍をする為に兄と共に走り込みを行っていた。
劇場版では登場こそするが、尺の関係からセリフが息遣い以外皆無で花道との絡みや兄との会話すら描かれないなど、やや不遇。
余談
中の人も同じく体重130kg。