概要
漫画『SLAM DUNK』に登場するキャラクター。
山王工業高校の3年生。
ポジションはガード、身長185cm、背番号6。
本来の山王の先発シューティングガードの選手だが、湘北戦では三井寿対策として一之倉聡が抜擢されたため代わりにベンチスタートになった。
前半の途中で集中力を欠いた沢北栄治との交代で出場し、後半は一ノ倉と交代する形でスタートからコートに立ち、最後までコートに残った。
プレースタイル
山王の先発シューティングガードであり、海南の武藤正からは「沢北が居なければどこでもエースを張れる」と言われるほどの実力者であり、マッチアップした三井寿も「こいつうめえ...!!」と技術を認めている。
前半はお互い先の勝負所を見据えエースをベンチに下げた為、エースの控えという重要な役割を任された木暮公延とマッチアップし、特に目立つ活躍をせず、前半を終えたが出場してからはスタミナに不安を抱える三井のディフェンスを攻めて三井のお株を奪うかのようなスリーポイントと鋭いドライブで得点を重ね、全国区のスコアラーっぷりを見せつけ、山王後半のスタートダッシュに大きく貢献した。
…が体力が尽きた三井を侮り、何度も三井をフリーにしてしまい大量失点を許し、最後はファウルからの4ポイントプレーを献上してしまう致命的なミスを犯してしまった。
戦犯?
後半に三井を放置し大量のスリーポイントに被弾し、トドメに試合を決めてしまいかねない場面での4ポイントプレーを許してしまった為、ネット検索で「スラムダンク 松本」と検索するとサジェストに「戦犯」という心無い結果が表示されてしまっている。
擁護するならば体力の限界の三井をマークを甘くするのは悪い判断でも無く、作中では河田雅史も疲労困憊の三井のスリーに被弾しても松本には「(三井に)うたせろうたせろ」と指示を出しておりチーム全体が三井を侮っていたのが間違いであった。(ただ河田の意見に疑問を持っておきながら素直に飲み込んでしまったのは松本のミスとしか言いようがない)
更に事前にスタメン変更を行ってまで三井を警戒し一ノ倉をぶつけながらも、後半に三井が息を吹き返し始めたタイミングで再び一ノ倉をコートに戻したり、松本にボールを集め三井のディフェンスを狙って体力面のダメ押しを行わなかった堂本監督の采配ミスも否めない。
ディフェンスで三井をフリーにして自分はゴール下に居る時間が多いのはおそらく河田美紀男のヘルプとして赤木へのダブルチームを行っていた可能性が高く、もう少し赤木に抵抗できる選手がコートにいれば松本は三井のマークに集中出来ていた。
結果として本人含め終盤の三井のスリーに対して誰も警戒を行わず、何のアプローチを変えなかったチーム全体のミスの責任をマークマンの松本が取らされた形に近くなってしまったのが実情である。
タラレバだが、「もっと一ノ倉を使っていれば」「河田が三井を警戒するように忠告しておけば」「美紀夫が赤木にもう少し抵抗できていたら」のどれか1つでも出来ていればあの4ポイントプレーは潰せていただろう。