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CV:福山潤

概要

多軌透の兄。透の6歳年上で、大学生。

初登場は原作は百九十五話(第24巻収録)、アニメは七期7話。

真面目で成績優秀、少し高圧的で近寄りがたい雰囲気がある人物。本人も自覚している。

しかし透の誘いに乗り一緒にお茶をする等、決して冷たい人物ではない。

普段は大学の寮に下宿しており、透とは離れて暮らしている。帰省した際には透の周囲の人間から彼氏ではないか?という噂が立っていた。

容姿は作中で美形、かわいい系と評されており、公式イケメン。身長は167cmの貴志より小さく、160cmの透と同じくらい。

妖怪の話が好きな透と祖父と異なり、現実主義者で妖怪の存在を信じていない。しかし頭ごなしに否定せず、大学で郷土研究サークルに所属して噂や伝承がある場所を巡ってはその調査をしている。

妖怪に取り憑かれやすい体質であり、敷地内の結界が影響して体調が悪くなってしまう。実家に暮らしていた時は放課後日暮れまで帰ってこなかった程で、進学後もめったに帰省していなかった。

ニャンコ先生を「かわいい生物」と評しており、透同様独特のセンスの持ち主である。

ドラマCD「はたとせ映し」ではアニメに先駆けて登場(CVは無し)。20年後は写真家になっていることが語られている。

妹・透との関係

妖怪を信じてない性格と、実家に寄り付かないことが相まって透とはすれ違いが生じており、兄妹間で溝が生じていた。鍵の記憶を思い出そうと帰省した際は、家の出入りの繰り返しを透に不審がられ、彼女の悩みのタネになる。

透の相談に乗った貴志とニャンコ先生の協力で祖父と透との思い出を思い出したこと、そして、自身が家に長居できない理由を透が理解したことで妹との距離感が縮まっている。

貴志に対しては、「君になら妹を任せてもいいかもしれないな」と二人の仲を認める発言をしている。

余談

妹の透は作中では「タキ」と呼ばれており、彼女を下の名前で呼んだ初のキャラクターである。劇場版ではある事情で作中のキャラが下の名前で呼んでいる。

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